2020年のキリスト教一致祈祷週間は、2020年1月18日(土)~25(土)、全世界で行われている。今回のテーマは、「人々は大変親切にしてくれた」(使徒言行録28:2)。
この祈祷週間は、そもそもは1908年1月の同じ期間、米国聖公会司祭でアトンメント会の共同創立者ポール•ワトソン氏(後にカトリック司祭)がアメリカで「教会一致のための八日間の祈り」を行ったことに始まる。この祈祷週間は、教会一致を求める「エキュメニズム運動」の高まりと共に広く実践されるようになり、特にカトリック教会が第2バチカン公会議(1962ー1965年)でこのような一致推進の姿勢を明らかにしたことにより、1968年世界教会協議会(WCC)と教皇庁キリスト教一致推進秘書局(現•教皇庁キリスト教一致推進評議会)の協働企画として第1回のキリスト教一致祈祷週間が行われ、以来現在に至る。
ミラノにおいても、カトリック教会をはじめ、プロテスタント、東方教会、ヴァルデーゼ福音教会など様々なキリスト教の宗派との催し物がある。
ところで、ヴァチカンを始め、世界のほとんどのカトリック教会はローマ典礼であり、クリスマス後の最初の日曜日には、イエス、マリア、ヨセフの「聖家族」を祝うのだが、ここミラノはアンブロジアーノ典礼であり、1月のエピファニアと呼ばれる「ご公現」の後、第3か第4日曜日に「聖家族」が祝われるのだ。
今年の「聖家族」の祝日は1月26日なのだが、その日に、我がパロッキアではコプトと呼ばれるエジプトのコプト正教会とその他正教会の信者と共に祈りを捧げることになった。
語学学校のクラスメートにも数名コプトの信者がいるが、彼女たちの敬虔な信仰には本当に頭がさがるほど。
すべてのキリスト者を分裂の罪から解放し、聖霊による一致へと導いてください。互いに兄弟姉妹として、神の愛を明かしていくことができますように。
https://www.chiesadimilano.it/servizioperlecumenismoeildialogo/news/settimana-di-preghiera-per-lunita-dei-cristiani-4-2916.html

