イタリア語を勉強していて、痛切に感じるのは、ボキャブラリーの少なさ。そしてちょっとした言い回しが身につかない。...やはりそれは本を読むしかないようだ。雑誌でもなんでも文章を読むこと。
最近、図書館に通っているが、もっぱら本を借りて来るだけで、そこで本を読んだり、ゆっくりするような余裕はない。いや、それ以前にどんなに頑張っても一冊読み終わりきらないことが多くて困ってしまう。
ところで、毎週月曜日の朝、ポポラーレ地域のど真ん中のイタリア語学校に通っているが、毎回学校前に色とりどりの車が止まっている。いわゆる移動図書館だ。そこで本を借りようなんぞ考えたことがなかったが、今朝たまたまその車の運転手が車の外にいたので、何時までやっているのか?聞くと、12時までとのこと。私たちの授業は11時半まで。であれば、覗けるかな?授業のあと友人と出かけてみた。(実際は12時半までだった)
中に入ると非常に暖かく、ちょっとしたサロンになっているではないか!
しかも運転手側には2つ席があり、係りの人がコンピューターを前に仕事をしており、お客相手に話をしていた。ざっと覗いてみたが、割にいい本が並んでいた。この車内だけで1000冊ほどの本を積んでおり、午後にオフィスに戻るとそこには2万冊くらいの書庫があるということだ。
現在別の図書館で本を2冊借りているが、最近ナタリア•ギンズブルグの著書が読みたいと思っていたが、見つからず、係りの人に聞いてみたら予約するので、どこでも好きな図書館でピックアップできますよ、と言われた。毎週月曜のこの時間帯であればいつでも来ますよ、といって交渉成立。
次から次へと近所のお年寄りが出たり入ったり。どの人も、係員とは顔見知りのようで、「アリヴェデルチ!」と言って出て行くと、「来週、この時間にまた会いましょう!」と見知らぬお爺さんに声をかけられた。それをクラスの担任にメッセージすると「来週は私も行くわ!」ということだった。
「継続は力なり」。続くかな。



