salone della cultura | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 
イタリアは芸術や文化の宝庫。一年を通じて各地でさまざまなイベントが催されているが、今度は”Salone della Cultura" 文化サロンなるイベントが来る1月18-19日、ここミラノで行われる。
 
写真や彫刻などのアート系の書物から古書、ベストセラー、専門の出版物など50万冊の本が展示され、またプレゼンテーション、ワークショップなどが行われる。
 
 
参加される出版社や団体はこちら。
 
最近では、いずこも本離れかE-bookの影響か?ローマでは2007年から2017年までの間に223軒もの書店が閉店。非常に残念だ。
 
昨年末に次男のイタリア語の授業の宿題である本を読まなくてはならず、何軒も歩き回ったが、どこの書店も人でいっぱいだっただけに、本離れとは信じがたいが、人口からすると本が好きかどうかは別として、本を読む人、読まない人に分けるとしたら、読まない人が世の中増えているのかもしれない。
 
音楽,演劇,映画等をはじめ、芸術文化は,人々に感動や生きる喜びをもたらして人生を豊かにするものであると同時に,社会全体を活性化する上で大きな力となるものであり,その果たす役割は極めて重要だ。
 
イタリアの多彩な芸術文化の対外発信、国際文化交流の推進,芸術文化の国際的な創造・発信拠点の形成を図るとともに,専門家の派遣や現地の人材養成等を通じて,促進、交流する事がイタリアの芸術や文化継承につながることだろう。
 
移民が増え、また読書離れに拍車がかかる前にイタリアの文化継承、新たな芸術創造を促進し,芸術文化振興に期待したい。
 
 
1月18-19日
10:00-19.30
Superstudio più
Via Tortona 27
入場料5.4ユーロ 16歳以下は無料