今月に入り、何回女子会が行われたことだろうか?
クリスマスを静かに待つ...などとは遠い生活。これでもか!これでもか!と今日はあの会。明日は別の会。とはいえ、常に似たり寄ったりのメンバーが寄り集う。笑 夜中に帰宅し、翌日のお菓子やら料理の下準備をして、就寝。ゾンビのように起き出して、また料理をして出かける...嗚呼、なんでこんなにクリスマスに集中するかなあ。新年に回そうよ!
というわけにもいかず、今度は毎年恒例のイタリア人の女友達とのキッチュ•パーティーに出かけてきた。
主催者のラウラとは十数年来の付き合い。この女子会(と言っても平均年齢は50代!)はラウラの3人の子供(現在25、23、16歳)のそれぞれのママ友の集まりがきっかけだ。
手作りのドルチェとこれぞ!!と思う俗悪品(キッチュ)をもちより交換をする。毎年、商品の中には、真っ赤な下着やら姑にもらったものだけれど、気に食わなかったので...というものさえあった。
ところで、イタリア人は平気で公共の場にゴミを捨てたり、子供の送り迎え用に利用される車は汚かったりするのに、家の中だけは皆雑誌に出てくるように綺麗! けれど、ラウラの家は物が溢れ、初めて彼女の家に行った時は、靴のままでいいと言われたけれど、失礼と思い靴を脱いだが、キッチンは思わず爪先歩きをしてしまうほど凄かった!。爆 背は低くぽっちゃりとし(ボンッ!!と言った感じ)髪は常にボサボサ。身なりのどこかにピンクと紫(それは私も一緒)とオレンジが入っていて、常に大声で体を揺らしながら笑っている。
彼女とは、我が家の長女とあちらの2番目のお子さんが中学生の頃のクラスメートの保護者として知り合ったのがきっかけ。家に招待された時、彼女の下のお子さんが通う幼稚園に日本人がいるから、紹介してあげる!といって出かけた時は、家に入った途端、アパートの隣人まで皆招待しており大勢来ておりびっくりしたことがある。また、日本の十畳くらいの居間に40人くらい友人がきており、マイクを使ってトンボラをしたと聞いた時は、どれほど近所迷惑なんだ?と大笑いしてしまったくらいだ。(ほとんど近所の人だったかもしれないが)
今まで彼女には多くのことに巻き込まれた。一緒に保護者の学級委員をしようよ、といわれ中学の学級委員も一緒にした。夜の9時から始まる会議は常に堂々巡りで何度午前様になったことだろう?長女たちの中学卒業時のイベントで、TV番組の「Xファクター」を真似た歌や踊りのパフォーマンスでは審査員までやらされた。笑 と言っても、彼女といると笑いが絶えない。
そして、先日創立10周年を迎えた、サンシーロ地域の移民女性に向けた託児所付きの語学学校(ITAMA)では彼女と、現在私が生徒として所属する学校(Punt.it)の創設者でもあるシルヴィアがITAMAを他の女性3人、計5人で設立。開校当時から日本人の生徒の通訳のお手伝いはしていたが、2年目よりボランティアとして引き込まれた。なんだかんだ6-7年滞在していただろうか。(途中シルヴィアはItamaを抜けPunto.itを設立。後からラウラも参加。それでも先日のチャリティー•コンサートも、このキッチュ•パーティーもItama関係の人は来てくれていた。)
昨年のキッチュ•パーティで久々勉強でもしようかな?とシルヴィアとラウラに言ったことから、見学に来てみたら?といわれ、見学と同時に「はい、入学おめでとう!」とまた巻き込まれてしまったのだ。苦笑 このドタバタ劇のような付き合いはミラノにいる限りずっと続きそうだ。
音楽に合わせてプレゼントを回し、音楽が止まったところで、プレゼントが手元にあった人がとることになる。今年は恐ろしいペンスタンドが当たってしまった!
何があっても、もらったプレゼントは翌年のプレゼントに使用しない事!ラウラの家に置いていかない事!ということがお約束なのだが、毎年こっそりテーブルの下やソファの脇に置いて帰る人もいるようだ。可愛くないサンタクロースのオーナメントを受領した人もいたが、ラウラの承認によりそのまま彼女ののクリスマスツリー行きとなった。
それにしても、そこに来ている人たちは、何かしらボランティア活動をしている。子供達はすでに皆大きくなっているが、家庭や仕事があっても、フットワークは軽く、それプラス人のために、愛情たっぷり尽くすことができる人達。それは自分に余裕ができないとなかなかできないことだろう。ラウラなんぞは午前中に移民女性にイタリア語を教え、午後には、移民の中学生の勉強を見ている。
人間力アップには、やはり器の大きな魅力ある人の近くにいて学びたいもの。私の周りには、エネルギッシュで豪快な女性が多い。頭が切れて仕事ができる女性も沢山いる。友達は大切。友達は宝。笑って支え合える人たちに感謝!






