来年の目標は(空手で)「黒帯」(取得)と言いたいところだが、その前に今年の目標であった「(昇段までの)8つの型のマニュアルを書く」事が出来なかった。
出来なかった、と言うか、しなかった。いずれにしても私の怠慢そのものが原因であるのは重々承知している。
ただ言えるのは、「黒帯」に到達するためには、基本的な言語、意味、技、型をきちんと理解して指導出来るレベルにならないといけない。だからマニュアルを書くと言うことは、自分の理解を言葉にすることで、非常に大事なことなのだと思う。
ところで、来週6人の黒帯昇段者が登場する。我が家の次男もそのうちの一人。黒帯に向けて、というか彼はそれほど帯の色にはこだわりはなかったようだが、常に黙々と練習を続けてきたその結果だと思う。全国大会ではなかなか結果が出せていないが、今後徐々に力を発揮していってくれれば良いと思う。
上記昇段者の仲間で、一人仕事でなかなか稽古に出られない人がいる。彼は、琉球少林流月心会の全国大会では、これまでに2度個人型で優勝を勝ち取ってきているが、道場以外でも鍛えている事は、誰もがわかる。彼は幼少期から他流派で空手を始めており、2段だか3段の腕前だが、道場の師匠をはじめ仲間の、「武道」に関する考え方に疑問があり、本当の武道ができるところをずっと探していたのだという。彼がどうやって見つけ出したかわからないが、とにかく我が道場の師範のブログを通して知ったというが、とにかく引き寄せられて?来たようだった。
いずれにしても、内面が日本人以上に日本人ぽかったり、技や自分を磨く事に常に努力をしている人だ。チャット仲間でもあり、常に空手談義に花が咲くのだが、教えてあげたい本や雑誌があっても、あー日本語だった。全部翻訳するんじゃな...と思ってそのままのものもあるが、とにかく同じ道場の仲間としては、年齢はふた回り弱も違うのに(それでも彼の母親は私よりも年下と知り、のけぞりそうになった!)、いい仲間なのだ。
その彼が、まともな稽古ができず昇段に望むのは申し訳ない。延期したいが、どう思うか?といってきた。彼の目指すものは高いが、それでも審査当日までそれを準備してくるのは目に見えている。大丈夫だよ。あなたなら出来るから!と言ったけれど、「やはり延期を師範に直接申し出たけれど、師範からそれはダメだ!と断られちゃったよ。」とメッセージが来た。確かに師範ならそういうだろう。彼なら出来るのを一番理解しているからだ。ただ、彼のこだわりというのは、やはり型や技の精度と精神面との両立なのだろう。
一歩先行く彼を見て、ああでなければならないと、勉強させてもらっている。
個人的には、イタリア語をもっと勉強しなくてはならないし、本を読む数もあまりにも少ない。編みたいもの、やりたいことも沢山あるけれど、とりあえず昨年公言したマニュアルを書くことだけはしっかりやらなければ...!という焦りと(自分自身に課した)義務がある。
今日するべきことを達成したら、自分を褒め、また一歩前進できるよう頑張ろう!
