フィエラ中、語学学校の先生へのお礼のオーガナイズをクラスメートより頼まれ、仕事の休憩時間は常に目ぼしい商品探しに奔走。画像を撮っては生徒のグループメールに詳細を送り、最終的に飛び出すカードと盆栽に決定。
翌朝、宿題は半分しかしていなかったが、授業に出席。授業中、何気に私にお金が回ってくるのだが、その都度メモしておかないと誰が払い、誰にお釣りで、誰がカードに署名したか、わからなくなってしまう。 幸運にも授業内容は決して難しいものではなかったが、たまにいきなり動詞の変格活用を言わされる。頭の切り替えがスムーズにいかず、年齢を感じてしまう。
ところで、頭の切り替えと言えば、フィエラでの仕事中は、日本語、イタリア語、フランス語、英語が飛び交っていた。私はフランス語ができないので、フランス本社から来ていたスタッフとの会話は英語。しかし、普段使っていないから、言葉が出て来ない。フランスのスタッフにダーっとイタリア語で話しかけてしまう度、"What???"と言われてしまう。あっそうだ。イタリア語じゃないんだわ...切り替えが出来ず脳が何度フリーズしてしまったものか! ジジジジ....頭が白黒状態。
逆に同時に幾つかの言語を使う、という事は多少の得意不得意の分野があれど、脳にはいい刺激があるのだなあと思った。
そして、どんなに忙しくても、気持ちの入れ替えがしやすいのは、とにかく笑いがあったということ。肉体疲労にも精神疲労にも、笑うというのは高い回復効果をもたらすようだ。それは、呼吸が腹式呼吸となって、脳や体に酸素を循環させ、また声を出して笑うことでストレスを発散させることができる。一時的にでも笑うことで幸福感を満たす最高の行動といえるだろう。
そういえば、靴下やのれんでも北斎の波の絵がよく売れていたが、ある顧客が「北斎のTsunamiをください!」といってきた時は、うーん、波は波なんだけどね....笑いが止まらなかった。
「何をお探しですか?」というと「日本人の奥さんが欲しいです。」という人もいて、は〜?!と思いつつ、半ばジョークでもないというか、日本人女性好きかあ?キモー!!と思いつつ、スイマセーン、私はお役に立てそうもないんですけどね〜。と大笑い。
イタリア人が着ると、何気におしゃれなのに、私が着ると忍者になってしまうブラウス。お揃いのブラウスを着た日本人スタッフとすれ違う度、なぜか手裏剣を投げ合うジェスチャーを同時にしては、わっはっは。
今回、イベント中にかかっていた曲で気になって検索してから好きになった”民謡クルセーダーズ”。他にも民謡系がよくかかっていたが、何気に手拍子をとってしまうし、「炭坑節」が掛かろうものなら、掘って〜掘って〜また掘って〜...自然にスコップで石炭をすくう動きになってしまう。苦笑 やっぱり日本人だなあ、と実感。
笑いは笑いを誘う。笑いは幸せを呼ぶ。笑う角には福来る。本当だね〜



