フィエラ日記 〜 その3 アドレナリン・ビーム | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

 

9日間に渡るミラノの物産展”Aritigiano in Fiera"が終了した。

 

新聞によれば、200万もの人が、入場のため公式アプリをダウンロードしたと公表されているが、会場警備をしているパパ友の話によれば、閉館する直前に160万人の入場が記録されていたと言っていた。

 

 

 

それにしても、物産展が始まる前から、膝の調子が今ひとつだったので、案の定、途中で体が悲鳴を上げ始めたが、整体の先生に無理やりアポを入れさせていただき、嘘のように体が楽になり、さすがに毎日足は疲れたが、腰痛もなく最終日を迎えられた。毎日平均歩数は12000歩だった。毎晩、帰宅は夜中の12時前後。残ったご飯をもらい帰宅してから食べても50キロを割ってしまったくらいだった。

 

仕事の内容云々よりもとにかく、人人人。しかも、ねぶた祭りの大灯篭があったために、写真スポットとしてとにかく人がやってくる。だからと言って皆買い物をしていったか?というと、それは別の話なのだが、皆が大灯篭をバックに撮影している光景を見ているのは、第三者として非常に興味深いものがあった。一人でセルフィの人も結構いた。

 

閉館が22時半であっても、食事が終わり、特に酔っ払った人たちがやってきて、その大灯篭からなかなか離れない。日本だったら「蛍の光」でも流そうものなら、自然に帰ってくれそうなものだが、さすがに明かりと音楽がかかっている限り人は集まってくるのだ。苦笑

 

14時からのシフトで4,5時間はいいのだが、それ以降となると午前中のシフトの人たちがどっと帰ってしまので、緊張感が増したものだ。そこへお祭り系の音楽が掛かろうものなら、なぜかテンションが上がってくるのはなぜ???爆

 

とはいえ、ショップの社長は非常にパワーのある方で、彼についていく人たちとの団結力というものはすごいものだった。適材適所というものを見極めており、短期のバイトとはいえ、合わないと場所を移動させられ、下手すれば、ハイ、それまでヨ〜。彼のカリスマ性が全体にアドレナリン的役割を果たし、周りもそれを燃料に疾走し続けられるのだ。

 

ところで、アドレナリンとは、興奮や緊張などで活発化する"交感神経"やリラックスした時などに活発化する"副交感神経"

のことをいうが、「闘争か逃走(fight or flight)のホルモン」と呼ばれることがあるのだそうだ。つまり、交感神経が興奮した状態を引き起こし、一種の麻痺状態ではあるのだが、それが全てプラスに働き、皆一体となってよく働いたし、よく笑い、支え合えた。

 

皆が時間切れで挨拶をし、別れていく時、皆「ありがとう」と言っていたのが印象的だ。私自身も社長に「本当に楽しかったです。」と伝えると、ホント?よかった〜!と笑顔。仲間内で”AF2019AoiCrew"というグループもwhatsAppにできたくらいだった。

 

来年のFieraは記念すべき25周年。しかも11日間と長期。来年用のプロモーションビデオの撮影が回っており、俳優達を接客しているところが撮られた。カットされなきゃいいけど。爆 来年はさらにパワーアップして出店しそう。

 

まだまだ年末は超多忙。アドレナリンが止まらない...!!