ムクドリの群れ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

 
今年もまたムクドリの群れがやって来た。
 
毎年思うが、どこから来て、どこへ飛んでいくのだろう...と思っていたのだが、ムクドリは本来は、東アジアに分布する鳥。ホシムクドリというのが、ヨーロッパ東部、スカンジナビア半島、ロシア西部からバイカル湖周辺までの広い地域で繁殖し、冬季は中央アジアやイラン、アラビア半島、アフリカの地中海沿岸の地域に渡り越冬するようだ。
 
 
最近の新聞Il Post紙によると、世界には1-2億羽もの小さな渡り鳥が存在するようで、イタリアにおいては、推定100ー400万羽だという話。ちなみにイタリア北部の都市では、さらに南に移動する傾向があり、ローマや中心部、そして南部の他の場所では、彼らは一年中住みついているという。確かに、以前ローマに住み始めた当時、毎日バスを利用し語学学校へ通うためテルミ二広場で降りていたが、あそこには年中ムクドリがおり、ギュルギュル?うるさく、また糞で石畳が滑り気持ち悪かった思い出がある。
 
それにしても、あの群れはショーのように美しい反面不気味さもある。あの群れを先導するリーダー的鳥は存在するのだろうか?あのグラフィックデザインのような舞もどのようにして起きるのか?街に滞在中の食料は?ねぐらはどこにあるのか?...考えたらキリがない。
 
また、街のみではなく、空港近くにも存在するようで、以前2008年、ローマのチャンピーの空港ではライアンエアーのボーイング737型機が約100匹のムクドリと衝突した後、緊急着陸をしたという事故もあったし、エンジンに墜落したりと事故が続く。
 
ムクドリと人間の適正な距離とは?より良い関係とは?なぜか群れを見るたびに、ほっとするよりも考えにふけってしまう。
 

それにしても、ムクドリの群れの季節になるたび、これまた思い出す曲。

 

 

ちっちゃな地球に 住みあきて
宇宙旅行の 渡り鳥
恋も名誉も 義理も人情も
みんなバーイバイ
バーバババーバービュー
ツートト ツートト トツート ツートト
銀河の上を 飛んでゆく

 

それでも3番の歌詞がいい。

 

ちっちゃくみえてる あの星に
若いあしたを 祈ろうぜ
辛い未練も 胸の痛手も
みんなバーイバイ
バーバババーバービュー
ツートト ツートト トツート ツートト
すかっといこう 渡り鳥

 

 

https://www.ilpost.it/2019/11/02/storni/