ミラノはつくづく文化的教養に寛容な街であると思うが、それを上手に利用している人がどれくらいいるのだろう。
明日11月13日より第8回”BookCity Milano"が開催される。
”BookCity Milano"とは、2012年にプロモーター委員会と文化省により、イタリアの出版業界(出版社、書店、図書館、作家、翻訳家、イラストレーター、ブロガーなど)を収集し、出版関係一連のイベントとして企画されるようになった。過去、現在、未来、各時代の歴史における都市のアイデンティティとその変容の原動力及び主人公として、本の紹介、著者の対談などがメインだ。
ところで、私のイタリア語の先生は超日本贔屓で、また芸術的•文化的教養も高い方なのだが、この"BookCity”のプレイベントとして、一般家庭を解放したプライベートなイベントに出かけてきたという。
それは、日本各地の民話や昔話などの読み聞かせだったという。

紹介したタイトルをざっと見てみたが、知っているものは一つもなかった! この冊子を貸してくれたのはいいが、クラスの日本人で回し読みをしてね!と言われたけれど、絶対100%感想を聞かれるだろうから、読まないわけにはいかない!すごいプレッシャーだ。そして、またイベントの一環として非常に興味深いプログラム「語彙の旅」を発見!
日本語教育ではミラノでは有名なスザンナ先生が最近出版された日本語の辞書第2版の紹介イベントだ。共同著者のWada Yoko女史も参加。
イタリア語の歴史にみる”オリエンタリズム”に触れ、イタリア語の語彙に存在する日本語用語の分析を通じ、日本語の語彙について話されるという。
11月14日 18時より ミラノ•ビコッカ大学
美しいものや,不思議なものに素直に感動する心や,好奇心、さらには、疑問に思ったことをもっと調べてみようという探求心を持つ子供及び大人は、常に読書が短な生活をしているのではないだろうか。
今でこそ、ネットの世界ではあるが、私の子供の頃の日常生活では、体験できない無限の素晴らしい世界を知るには、本を読むしかなかった。本は色々と教えてくれる。知的好奇心を高め,もっと調べてみようとか,自分でもやってみようという探求心を育てくれる。とはいえ、同じように育てていても、本好きな長女と本嫌いな長男次男。なぜだろうな...苦笑
本との出会いが世界を広げると思うのだけどなあ。

