立冬2019 〜 季節を愛でる | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

  


 

今日2019年11月8日は「立冬」。

 

日中の陽射しは幾分弱まり、日暮れが早くなって朝夕には空気の冷たさを感じ始める頃。

 

太陽の動きを元に、太陽が移動する天球上の道を黄道といい、黄道を24等分したものが二十四節気。つまり1年を24等分していており、「春分」「夏至」「立秋」「秋分」などと言えば、はいはい...という方もおられるかもしれないが、意外に「立冬」は聞かない言葉なのかもしれない。

 

暦の上では「立春」までが「冬」となるが雨続きのミラノ。気温的にはまだそんなに寒い、という気もしない。それも温暖化の影響なのか?

 

また、「二十四節気」では立冬だが、1年を72の季節に分けた「七十二候」では、山茶始開(つばきはじめてひらく)という候の始まりでもある。読み方はつばきでも、山茶花・サザンカが咲き始める頃という意味。🎶サザンカ サザンカ咲いた道〜 焚き火だ 焚き火だ 落ち葉だき...歌っていた割にサザンカがどういう花で、どういい字を書くか、考えたことがなかった。

 

🎶しもやけおててがもう痒い

 

そう言えば子供の頃しもやけによくなった。お風呂でお湯と冷水を交互につけて、薬を塗って靴下を履いて寝たことを思い出す。湯たんぽも必需品だった。懐かしいが、あの痛痒さはもうごめんだ!


音たてて立冬の道掃かれけり 岸田稚魚

 

人類と焚き火の歴史は切っても切れないものだけれど、今や焚き火は軽犯罪なのだな。焼き芋食べたーい!