新学期 〜 その2 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

3ヶ月の地獄の夏休みも終了!

 

やっと新学期が始まった!

 

次男のクラスは26人中10人が留年。上から落ちてきた子もいるだろうが、定員が割れてしまい、他のクラスからも生徒が入ってきたそうだ。しかし、「頭のいい子たちが入ってきちゃったんだよ!手を挙げる前に答えちゃうの。参っちゃうよ!」と次男。

 

いいことじゃん!アホなクラスじゃ張り合いないでしょ?と言ってあげた。笑 自分と同等かレベルを下げてしまっては、何事も向上できないのだ。背伸びするくらいがちょうどいい。

 

 

         


学校の初日

 

ベルを鳴らしてください

箒、箒、ビデッラ(用務員)

校門を開けるためにビデッロがやって来る

駅から先生がもやって来る

ベッドから出るようマンマと児童もやってくる

太陽の光が部屋に入ってくる。夏休みはおしまい

筆箱にペンをいれ、ノートに吸収剤

鉛筆を削り

そして、君の人生を綴り始めよう

急がずよく綴る

毎日1ページ

明確でまっすぐな言葉を綴ろう

愛すること、頑張ること、学ぶこと by ジャンニ•ロダーリ

 

学校の初日は、日本のように教科書は配布されない。各家庭で揃えるもの。授業もすぐに始まるが、教科書を持っている人、いない人。全員が揃うまで数週間かかる。(かくいう私もまだ文房具屋に取りに行っていない!あちゃ〜!)

 

学校からは、幼稚園や小中学生だと学校行事などの撮影、広報に関する掲載に関するプライバシー保護の観点から、保護者の認可の有無のお知らせが必ず来る。また送迎に関し、特にお迎えの際、保護者でない場合、たとえ祖父母や兄弟であっても、成人していなくてはならず、ベビーシッターに関しても、身分証明書及びその番号のうつしの提出が求められる。そういう面ではイタリアは厳しいのだ。(というか、日本が甘いというか認識がないのかもしれない)また、欠席や遅刻などの申請・申告するノートには必ず保護者の署名が必要で、高校生でも18歳以下の未成年であると、新年度にそれを明記して持たせなくてはならない。

 

長男は、新学年、新学期早々10月に修学旅行でプラハへ行き、課外授業で日帰りバス旅行としてジュネーブへ出かける。初日が13日なのに15日まで払い込みってどうよ!しかも15日は日曜日。日本のように積み立てなどなく、いきなりドカンと請求書が来る。だからいけない家庭もなくはない。(そうでなくても支払いが多い月なのに!)

 

それにしても、学校が始まると、毎朝必ず着るものがない!あの書類にサインしてくれていない!あれがない!これがない!と出がけに大騒ぎになる。そんなの前夜に準備しておいてよ!3ヶ月忘れていた再び心労が始まる... 幾つになったら自分でできるんだ?!

 

そして、昨年度、ひょんなことから通い始めた語学学校(イタリア語)からまた申し込みのお知らせが来た。うーん、気乗りがしない。夏休みの宿題(イタリア語の本をしっかり1冊読みきり、映画も最低一本観る)もやってないわ。(って子供たちもしたのだろうか???だから人のことは言えない!苦笑)行くなら、文法ざっと見直していかないと全て忘れている... 3歩進んで2歩下がるどころか、マイナスだ...

 

あー、エンジンがかかるのに時間がかかりそうだ。だから子供たちにも文句は言えない...💧とほほ。