怒涛の三日間 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 
全国大会前の3日間の集中稽古が終了した。
 
約1ヶ月、人によっては2ヶ月も稽古をしていなかったわけだから、体と技の確認がメインだ。今年は休暇中にいきなり太ってしまった子もすくなかった。笑
 
稽古は台風が直撃することはなかったが、余波の影響でかなり熱波の強風が吹き、雨も降ったりやんだりだった。これは日本人でもきついのだから、体の慣れていないイタリア人にとっては最悪な環境だ。稽古中もぐったり、座り込んでいる人もちらほら...来年のオリンピックは大丈夫なのだろうか?
 
練習中が雨が吹き込んで来たので、窓を閉めようものなら、「なぜ窓を閉める?」と半狂乱?になる人もいた。
 
また、師範がカブトムシの番を何十匹と採って来て、イタリア人門下生を喜ばそうとした。そんなもらっても困るわよね...と師範の心情をよそに女性軍は反発したが、門下生は大喜びだった。もちろん後で逃がしたわけだが、あんなに目をきらきら輝かせるとは思いもしなかった。笑
 
そしてついに大会前の稽古最終日を迎え、希望者で食事会に出かけたが、予約した居酒屋へ行く間、また帰りの駅へ行く間に必ず、団体の一部(もちろんイタリア人)が立ち止まりついて来なくなる。どうしたのか?と思い、見に行くと、「(マジシャンの<あくまでも趣味>Mが蝉を食べちゃったよ!」と子供たちが大騒ぎ。木に止まっていた蝉を捕まえて食べる芸でも見せたのだろうか?
 
帰りがけでもやはり、あれれ?どこへいった?と思うと、バッタをみつけ「これはイタリアのとは、顔が違うぞ。色も違う...」とこれまた大はしゃぎ。ちなみに私は虫嫌いだが、日本のトカゲはイタリアのそれと比べて色が綺麗だなあ、と思う。イタリアのは、汚い色をしているが、日本のには、尻尾に綺麗なトルコブルーのようなラインが入っているものをよく見かける。それを見せられず残念。
 
話は前後するが、出かけた居酒屋では二十畳ほどの個室に通されたが、子供たちは入った途端「わーい!のび太の家みたいだあ」と大喜び。そうか畳の部屋で障子があり、床の間がある部屋などある家は既に少ないのであろう。お膳で座布団に座り食事をする経験がない人も多い。胡坐ができず正座をするイタリア人もいたが、そのうち足を伸ばしていた。笑 ドリンクバーも喜んでいた。
 
何をやっても喜んでくれるのは、大変嬉しいが、想定外のところで時間がかかったり大はしゃぎ。いやいや怒涛の集中稽古であった。
 
明日はついに大会当日。皆いい笑顔で帰れるだろうか?