不機嫌な人 ~ エナジー泥棒 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

以前、日本で仕事をしていた際、内線電話に「はい、○○です。」と応答すると、いきなり、「○ちゃんさー、機嫌悪い?」とよく言われたものだ。ごくごく普通なのだが、その声、というか話し方にかったるさ、不機嫌さが出ていたのだろう。苦笑 

 

ところで、帰国中常に思うこと。

 

電車に乗っていて、降りるときにいきなり何も言わずにぐいっと押してくる人の多さ。なんで一言いえないかなあ...とつぶやく。イタリアだと、アバウトな国民のわりに、バスや地下鉄など、込んでいても必ず一駅前を発車してから、移動し始め、人にぶつかりそうになれば「次、降りますか?」と必ず聞いてくる。

 

押してくる人の中には、イヤフォンをしている人も多く、音楽で自分の世界に浸り、外の世界をシャットアウトしておきながら、人を押すってどうよ!と思う。一言足りない!一言あるかないかで周りの反応も変わるというのに。いかに自分勝手なのだろうと思う。たぶん、こちら側の動きに早く察して動けよ!ということなのか?若い頃、込んでいる電車の中でいきなり肘鉄を受けたことがある。しかも同年齢の女性からだった。あれはショックだった。品のない女性もいるものだと...

 

不機嫌な相手に出会うとこちらまで不機嫌になってしまうものだ。

 

あいにく、宅配の運転手さんで不機嫌に出会ったことはないが、大変な仕事だとは思うけれど、不機嫌な人もいることだろう。そういう人が玄関口に現れたら、こちらまで気分が悪くなってしまうことだろう。「お疲れ様です。」「ありがとう」その言葉で気分だって少しは緩和できないものだろうか?

 

イタリアで、宅配の仕事をしている人はなぜか南米人が多い。OCSだけイタリア人だっただろうか?毎回来るたび玄関先で立ち話してしまう。笑いがあると気分がアップする。思わず「仕事、遅れるよ!」と思ってしまう。笑 それに比べ、郵便局員は不機嫌な人が多いだろうか?苦笑

 

不機嫌は伝播する。

 

挨拶もしないでぶすっとしてる人。いつもイライラ。愚痴、不平不満...。

 

私、何かしちゃったかな?と思うこともあるが、そういう人は何をやっても面白くないのだろう。相手の問題と割り切るべし。勇気があれば、笑顔で声をかけてみる。何も変わらなければ相手の問題。

 

とはいえ、私は夫の前では常に超不機嫌かもしれない。爆 あちゃ~。