酷暑のミラノ。
先週空手の稽古に3回出た。水分補給は基本中の基本。冷たい水は腸を冷やすというから塩を加えた常温のお茶を持参していた。
飲んだ途端に吹き出す汗。それはサラサラで匂いもないし、流石に排毒効果があるのだな、と思う。顔を洗ったあとは肌がツルツルだ。サウナや温泉にはいったようだ。
しかし、稽古後の水分補給も大事。大抵は持っていくボトルは稽古中で終了。帰宅まで我慢したり、夏休み前の食事会やらアペリティフ続きで、アルコール飲酒は逆に脱水症状を起こす。
また、家にいる時は、意外に水分をとっていない。2リットルどころか1リットルさえ飲んでいるかどうか...
この暑さで食欲不振、寝不足が徐々に溜まっていった。気づくと、倦怠感、頭痛、吐き気も始まった。眼瞼結膜は蒼白状態。めまいは貧血か? 普段低い体温も37度を超えている!! 保冷剤を首や脇の下に挿んでもすぐにぐちょぐちょ...しばらくしてだいぶ体温も下がった。
いやいや、こんなの人生はじめてだ。立てないのだから...しかし、日本だったらすぐに点滴かもしれないが、ここはイタリア。救急病院へ行っても待たされるだけ待って、不満絶頂の患者達の罵り合いなど聞こうものならもっと具合が悪くなりそう。
暑さ対策のために冷房は必要だが、冷房の効いた室内と暑い屋外では、大きな温度差があるため、自律神経の調節機能も乱れやすくなってしまう。自律神経が乱れると、体内のさまざまな機能がうまく働かなくなるため、やはり体のだるさ、疲労感がとれないなど、夏バテの症状が出てくるそうだ。
夏バテによる体力低下や体調不良は、熱中症や食中毒などの感染症のリスクも高めるため、しっかり対処しなきゃいけないというが、かかってしまったら100年目!!
やっと食欲も戻り、自分で立って調理出来るようになった。中華街へ買い出しだ!
