Oratorio Estivo 2019 オラトリオ 〜 Bella Storia! | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

今週の月曜日からミラノ全教区教会のほとんどが夏のオラトリオを開始。

 

私は昨年末からオラトリオを離れていたし、この夏は、折り紙教室もしない!と宣言してきたにもかかわらず、昨年から手伝いにきていたシスターの依頼で昼食の配膳と掃除のオーガナイズを手伝い、準備リストを作成した。

 

今年のボランティアは、人数の割に全員初参加。食器は使い捨てプラスチック製品をやめ、洗浄して使い回すプラスチック製のものを心ある方が寄付してくださった。しかし、逆に洗浄作業は増えるし、効率よく無駄のないオーガナイゼーション、そしてチームワークにする為には、信頼できる経験者、つまりあなたが必要!!となんだかんだ言われ、第一週の食事のある日だけ手伝いに行くようになった。

 

懲りないね〜!人が良すぎるよ!! 本当に3日で済むの?と殆ど私に呆れ返っている家族や友人。司祭達と一部のリーダーたちに「おかえり!!」と出迎えられたが、帰ってきたわけじゃないからー、と私も大人気ない。苦笑

 

ところで、今年のミラノの夏のオラトリオのスローガンは”Bella Storia!" 神との出会い、そして神のご計画の中にある喜びと驚きをいかに経験するか?というものである。私たちの幸福のために委ねられた”タレント”、神の恵みである豊かな才能が集められた命のうちに「留まる」ようオラトリオの少年少女たちに求めよう、という内容。

 

ところで、聖書には「タラントンのたとえ」(マタイ25:14-30)というのがある。タラントンとは古代ギリシアの通貨単位であるが、タレント、つまり才能のことをいう。神から人それぞれにタレント、才能を与えられており、それを「頂き物」または「あずかりもの」と見れば、人を羨んだり、蔑んだりすることはないだろう。むしろその預かったタレントをいかに、世のため、人のために使い、増やして返すか...それは預かった額の多寡の問題ではない、とする。

 

何事も人と比べては、満足したり不平を言ったり、また幸せになったり惨めになる今日この頃である。

 

...と話は逸れたが、私たちはそれぞれの「物語」の「主人公」。この夏子供達が、自分なりのよいストーリーを築くことができますように。

 

https://www.chiesadimilano.it/pgfom/oratorio-e-ragazzi/loratorio-estivo-2019-e-bella-storia-37766.html