先週まで寒い日が続き、微妙に暖房が入っていたのに、いきなり夏がやってきた!
開花の遅れていた花々も一気に咲き競い、目に見えない花粉もかなり飛んでいるのか?いきなり目が痒くなってきたぞ!
毎年気になるのは、猛暑なのか冷夏なのか?そして、
ラニーニャ現象の影響で猛暑になった、またエルニーニョ現象の影響で冷夏になった、と耳にする。
『ラニーニャ現象』は、南米沖の海面温度が急激に下がる事で起きる異常気象の一つ。反対に『エルニーニョ現象』は海面温度が急激に上がることをいう。
日本の梅雨のように6月を迎えれば梅雨前線の影響を受けて雨が降りやすくなるといった、分かりやすい現象ではなく予想しづらい事が特徴だそうで、ラニーニャが発生していると、日本には乾燥した空気が流れ込むのだそうだ。そして梅雨前線北へが飛ばされてしまい梅雨が短くなる傾向があるという。梅雨が短ければ猛暑になったり、水不足や農作物へ深刻な被害も出てくる。ちなみに夏がラニーニャ現象による猛暑であった場合、その年の冬は寒冬になると言われているそうだ。
そしてエルニーニョ現象の影響を受けると冷夏となり、農作物へ深刻な被害が出てる事で経済損失が生まれ、またその年の冬は暖冬になりやすいともされている。
そういえば、先月末北海道では、史上初の高温を記録したという。午後6時までの最高気温は、網走地方の佐呂間で最も高く39.5度。これは①北海道上空に流れ込んだ真夏以上の暖気、②強い日差し、③山を越えて暖かく乾いた風が入り込むフェーン現象―という三つの要素が重なったためだと言う。
ちなみに北海道の函館市はイタリア•ローマとほぼ同緯度(紫矢印一番下)。留萌市(紫矢印真ん中)はフィレンツェと、稚内市(紫矢印一番上)はミラノと同緯度だという。確かにそれは暑そうだ!
とはいえ、今年はエルニーニョが続く可能性が高い、と言われているそうだ。
つまり冷夏?!今暑いのに??? 余談だが、エルニーニョ(El Nino)という名前は、スペイン語で「幼子イエス・キリスト」の意味。毎年クリスマスの頃にペルー北部沿岸に現れる小規模な暖流のことを指していたそうだ。現在は、数年に1度、海面水温が高くなる現象の意味で使われるようになったそうだ。
猛暑は考えただけでも汗が出てきてしまうが、冷夏はせっかく帰国してもかき氷が食べられない。それは嫌だな...でも、夏生まれだけれど、夏は苦手💧
気象庁「エルニーニョ監視速報」
https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/elnino/kanshi_joho/kanshi_joho1.html


