レンズ豆の成長 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

先日、レンズ豆でカレーを作ろうと思い、購入したが、思わずキッチンで袋ごと落としてしまい、袋が切れて中身が少し出てきてしまった。箒で拾ったため、あーこのままコットンを濡らして育ててしまえ!と思い、プラスチックのコップに入れた。

 

その2日後...

 

  芽が出てきたので、ヴェランダに出した。

 

ところで、レンズ豆は、直径4~8㎜、厚さが2~3㎜と扁平で、光学レンズ(凸レンズ)のような形をしている。あっだからレンズ豆なのか〜!と思ったが、実はその逆でレンズの形がレンズ豆に似ていたからレンズと名付けられたのだそう。


その起源はメソポタミア地域で、徐々に西方のエジプト、ギリシャ、ローマへと伝わったと考えられており、紀元前から栄養価の高い食品として食べられていた豆。小麦や大麦、エンドウなどと同時に栽培化されたと考えらてれいまるようだ。古くは『旧約聖書』にも登場しており、レンズ豆の煮物とひき換えに、双子の兄が長子の権利を弟に譲ったという話も残されている。

 

日本での生産はないようで、流通しているレンズまめは、米国等からの輸入品だという。世界の生産量は300万トン程度で、主な生産国は、インド、トルコ、カナダの順。(以前トルコ人の友人に赤いレンズ豆をブルグルとスパイスを合わせこねて焼き、レタスに巻いていただく料理を教えて貰った。)ちなみにイタリアでは、レンズ豆の形が硬貨に似ていることから、お金持ちになれるよう祈願して大晦日の夜に食べる風習があり、毎年友人宅でいただく。しかし、お金持ちになった試しはない!笑

 

こちらは芽が出てきたレンズ豆。数日後には...

 

 

  こんなに大きくなってきた!

 

いやー、生きているのね!

 

そういえば、日本のスーパーやこちらの中華街のあるスーパーではスプラウトを見かけるが、単に「カイワレ大根」か「アルファルファ」かと思っていたが、実は色々な種類がある。

 

ちなみに、スプラウトとは、発芽直後の植物の新芽のことで、発芽野菜のことを指す。植物が発芽し成長を始めると、乾燥した種子の状態では存在しなかった種類のビタミンや、その他の栄養成分を自分で合成するようになるのだそうだ。

 

たとえば、えんどう豆が発芽した「豆苗」は、種子の状態と比べ、カロテンは31倍、ビタミンEは16倍、ビタミンKは13倍、葉酸は5倍に増加。さらに、それまで存在しなかったビタミンCが43mgも含まれるというから、そりゃすごい!!天然のサプリメントだ!!

 

スプラウトの歴史を調べてみたら、それは古いもので、ラディッシュやマスタードなどの新芽は欧米で古くから食べられており、ヴィクトリア朝時代にもスプラウトがブームになったという記録がある。ちなみにもやしもスプラウトのひとつで、5千年前の古代中国で栽培されていたそうだ。「かいわれ大根」も実は、平安貴族が食した高級食材だったと言う。

 

帰国した際、そんなの昔からあった?という「ブロッコリースプラウト」の歴史はまだ新しく、’97年、米国の予防医学の権威が開発し、米国でブームが起こり、日本では99年に登場。

 

発芽豆は普通の豆と同じように加熱調理しても食べられるけれど、生でも食べられる。火を通すとホクホクの豆、生だとシャキシャキするらしいが、発芽した豆を食べるのが特に体に良いのだそうだ!!知らなかった。(個人的には豆からちょろちょろっと出た芽がちょいと気味悪いけど...)

 

さすがに、こんなに緑の部分が伸びて来ちゃうと、緑化させるしかないわねー。観賞用だわ。笑

 

「発芽豆チョップドサラダ」の画像はこちらで↓↓

https://guide.amn-catapult.com/gfp-review-1/