翔舞の陣/沖縄伝統空手大会 2019 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

第3回翔舞の陣オープン空手道選手権大会が行われた。

 

月心会イタリア本部が開催する「翔舞の陣」が、今回「沖縄伝統空手道振興会」と「沖縄県」から認められ、急遽、この「翔舞の陣」の一般の部(16-39歳の茶•黒帯)とシニアの部(40歳以上の茶•黒帯)、それぞれぞれ上位3位までに入賞した者が総合優勝者を競う「沖縄伝統空手大会」を共催することとなった。今回はとりあえず試しにやってみて、来年から「第1回 沖縄伝統空手大会」と位置付けるらしい。昨年の夏、ちょうど沖縄で「「第1回 沖縄空手国際大会」を見てきたが、この「イタリア版」という位置付けか?

 

 

とはいえ、私は今回不参加。先月あたりからいきなり左足の膝が痛み始め、正座ができないどころか、歩くのも足を引きずるようになってしまったから焦った!(右足も完治したわけではない)周りは皆年を考えろ!という。加齢のせい?華麗なる空手ではなく、加齢なる空手か...とほほ。

 

しかし、沖縄の伝統空手の先生方は皆お年寄り。年だからできない、というのは嘘だ。師範曰く、空手に向かい合う姿勢が問題だというが、早く上達したいという気持ちが大きすぎるのかもしれない。きっと、下手でも仕方ない。だっておばちゃんなんだもん・・。こう開き直れたら、きっとずっと気楽なんだろうなあと思う。決して、上達できない自分が許せない、とまでは思わないが、稽古に集中し、上達したいという気持ちは人一倍。というか、思った瞬間走ってしまうのは、自分でも重々承知だが、これは、いいことである反面、何事もやり遂げようと思うし、やってしまうから最終的に崩れたバランスが体に出てしまうのだろう。

 

要は問題は加齢ではないのだ。その逆。未熟なのだ。枯れてるのではなく、まだまだ青いのだ。爆 そして、いつもそういう自分に自分で勝手に納得して、はい、ちゃんちゃん。だから習得しない。涙 まあ、自分のことは置いておこう。だからといってそうそう簡単に諦めはしません!

 

...というわけで、今回は、会場設置や大会の呼び出し(うぐいす嬢?!)組手のタイムキーパーとして裏方の手伝いをした。

 

 

開会式では、師範より流派を超えお互いを尊重し、また日頃の稽古の成果を披露し賞賛し合おう、と挨拶があった。また今回初めて生け花が生けられたが、「生花」は大会そのもの。一つ一つの花が個性であり、どの花が欠けてもそれは成り立たないもの、という話があった。「花は人の心」。この花々を愛で、生けた方への感謝...それをイタリア人に求めるのは難しいか?

 

ところで今回、我が子達は華麗な結果は出せず辛い思いもあったようだが、夕食時大会の話題になると次男は空手を通し(特に組手)自分自身に強くなりたいと言っていたし、長男もそうだが、特に機会あって数カ月指導の側に回っていたが、その小学生達が誰が見ても上手くなっていた! 特に昨年秋に入ったばかりの新小3の女の子が型、組手で大健闘。本人家族はもちろん、長男もすごく喜んでいた。それは指導者冥利に尽きるものだろう。

 

 気づくと月心会イタリア本部へ入部し、今月で早4年を迎える。子供達は以前他流にいたので、長男は空手歴13年。次男は7年。

 

空手は湯の如し 絶えず熱度を与えざれば元の水に還る」。 これは基本である。いつも稽古をしないといけない。稽古をしなければ「湯」と同じ。置いておけば「水」に戻ってしまうのだ。

 

批判ではないが、大会に出ない人はいつも一緒。仕事が忙しかったり、怪我や体調不調であればそれは仕方ないが、興味がないとすればどうなのだろう?と常に思う。勝ち負けに関係なく、日頃の稽古の成果を披露する、それが大会だ。大会で恥をかくのも稽古のうち。見学するも稽古のうち。

 

ここ1年半、怪我を通じ自分の問題点にぶち当たった。多分、これが私のテーマなのではないかと思う。その課題にどう取り組むか。本来シニア空手とは、時間をかけて強くなるものなのだろう。若ければがむしゃらでもいい。でもシニアともなると、稽古とは、その取り組み方、その姿勢を身につけていく過程なのかもしれない。

 

シニア仲間が、「大会の度に自分の未熟さを痛感する。それが大会に参加するモチベーションなのだ」と話していた。しかし、自分の未熟さを痛感できる人は、自分を進化させられるが、それができない人は、成長が止まってしまうことだろう。人間修行が大切だとつくづく思う。

 

今回、大会を目にし、思うことがたくさんあった。

 

 

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