四旬節 2019 〜 灰の日曜日 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

♫梅ーはー咲いたーかーさくーらーはまだかいな

 
 
 
地元教会前は桜が開花し始めた!!
 
今日からミラノも「灰の日曜日」をもって四旬節に突入。
 
「回心して福音を信じなさい」という司祭の言葉と共に、頭に灰で十字の印をつけて頂いた。(なので1日頭はバリバリ状態!苦笑)
 
かつての典礼では、「あなたは塵であり、塵に帰りなさい」と、塵に帰ることを思い出させる祈りだったという。これは灰を受けながら、私達が塵にすぎない者であることを思い起こし、誰もが行かなければならない魂の故郷を黙想することへの招きであったのだろう。
 
四旬節は、施し、祈り、断食が重要というが、どれもを一生懸命やろうと思うと、どれもが中途半端になりがち。または、逆にファリサイ派か?と思うほど、徹底しすぎて心が伴わず、それでは本末転倒ではないかと思えてしまうことさえある。なので、今年は神との関係を見つめ直すことを優先。さぼりがちな霊的読書励行、そこで立ち止まりながら、自分を見つけ、考え直したい。
 
神の愛に気づいた時、改めて神と貴重な時を持とうと思うことだろう。そうすれば自ずと、祈り、犠牲、施しが自然に行えることだろう。四旬節に、神との絆の素晴らしさを再発見し、豊かな善行の実りを生み出すことができますように。
 
良い四旬節を!