2018年の「冬至」は今日、12月23日だった。
「冬至」は二十四節気のひとつで、北半球では太陽が1年で最も低い位置に来て、夜が一番長くなる日。今日のミラノは16時45分で空は真っ暗だった。
ところで、「冬至」というと、柚子湯。そして一日で最も太陽が出ている時間が短い日、ということで暗いイメージしかなかったのだが、考えてみれば「冬至」の翌日からは日が徐々に伸びるということ。であれば、希望があるように思われる。
そして、この冬至は昔は、「一陽来復」といって春がふたたび巡ってくるめでたい日だったそうだ。また、悪いことが続いたあと、ようやく物事が良い方に向かうこと、でもある。
また、「一陽来復」の運を呼びこむ前に、厄払いするための禊として身を清めたそう。冬が旬の柚子は香りも強く、強い香りのもとには邪気がおこらないという考えもあり、(端午の節供の菖蒲湯然り)更に、柚子(ゆず)=「融通」がきく、冬至=「湯治」に通じて縁起もよいため、冬至には柚子、となったのだそう。もちろん、柚子湯には血行を促進し冷え性を緩和したり、体を温めて風邪を予防したり、果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果もある。また、あのなんとも言えない芳香によるリラックス効果もあり、元気に冬を過ごすためには大いに役立つということだが、ゆずがない!!種はあるけれど、蒔いてもいつ実がなるんだ!フリーズドライはあるけれど、お風呂に入れて良いのか?というわけで、ゆず葛湯をいただいた。笑
明日はいよいよクリスマスイヴ。明日から運気上昇?にあやかり微妙に気温も上がるが、またその翌日から寒いミラノ。
春が待ち遠しい。
「冬至 2017」
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