今日は何の日?! 〜 12月12日 「漢字の日」 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

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12月12日は、『いい字いい字』の「漢字の日」。その年の世相を象徴する「今年の漢字」を京都の清水寺で発表する。

 

1995年から漢字の素晴らしさや奥深い意義を伝えるための啓発活動の一環として始まったこの行事。毎年年末に一年の世相を表す漢字一字を全国から募集する。

 

そして、最も応募数の多い漢字を本日「漢字の日」に、京都・清水寺で森清範貫主の揮毫により発表。一年の出来事を清めるとともに新年が明るい年になることを願い、清水寺にて奉納の儀式を行うのだそうだ。
 

それにしても、2019年の漢字は、なんと「災」。応募総数19万3214票のうち、2万858票を集めたという。

 

一年を振り返り選ばれた漢字一字からは、さまざまな出来事を回想することができる。昨年は、度重なる北朝鮮のミサイル発射や核実験の強行、九州北部豪雨などを反映し、「北」が選ばれた。金融機関の経営破綻が続出した1997年は「倒」、東日本大震災があった2011年は「絆」。なるほど...と思う。確かに、今年の日本は、相次ぐ地震や西日本豪雨...と自然災害が多かった。

 

「災」を含む四文字熟語には、あまりいい意味のものはないが、災難即滅、無事不災、無病息災、健康を考慮する意味で、一病息災...そういった気持ちで過ごしたい。