パリきゅう | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

この時期、エジプト人経営の八百屋へいくと必ずおいてあるののが、小さなきゅうり。でもなんで、この時期?

調べてみたら、これは"コルニション"という、「ピクルスキュウリ」という別名ももつ、ミニきゅうりの品種。

ヴェール プティ ドゥ パリ(Vert petit de Paris)、イタリア語は、Cetriolo piccolo di Parigi -(学名:Cucumis sativus)訳して、パリのミニきゅうり。イボイボがなく、するするでぶっちょミニきゅうり。

しかし、ピクルスというのは、日本でいうところの「漬物」。西洋風の漬物で、塩漬けにしたキュウリなどの野菜を砂糖や酢などの液につけたものをピクルスと呼ぶので、必ずしも、ピクルス=キュウリではない。スーパーでは、にんじん、カリフラワー、カルチョッフィなどの瓶詰めピクルスを見かけるが、子供の頃食べたマクドナルドのハンバーガーにミニきゅうりのピクルスが入っていた事が衝撃的で、自分の中でピクルスといえば、やはりミニきゅうり。

ところで、このミニきゅうり、種まきの適期は3月~7月、収穫は7~10月。発芽適温は、約15~20度で、生育には15度~25度くらいの気温が必要な一年草という。という事は、この時期はハウス育ちか?

前回はワインビネガーを砂糖と胡椒、ローレルで沸騰させたものにつけたピクルスを作ってみた。


 

 

最低2日は待ってよ!といったのに、すぐに食べられてしまった。逆に2日以上置くとかなりしょっぱくなっていた。

 



 

今回は浅漬けと塩押しを作ってみた。きゅうりとも微妙に違う、パリッと新鮮で美味しいミニきゅうり。作っても作っても食べられてしまう。浅漬けは瞬間的に終わってしまった。

また、買ってこないと!