あめのきさき | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

先週の土曜日、空手の稽古に自転車で出かけたのはいいが、その帰りに友人宅へ出かけたので、道場の近くで日本語クラスをする長男に乗って帰って、と頼み、その場所へ自転車を移動させたにもかかわらず、お腹が痛くてクラスに出かけられず休んだというではないか!じゃあ、私の自転車は?雨のためそのまま週末路上に置きっぱなしにしてしまった。

 

自転車泥棒が多いミラノ。それでも私の自転車ほどヴィンテージといえば、聞こえはいいが、あれほど乗り込んでいる自転車も少ないだろうし、盗まれたことはないのだが、直しても直してもカゴはつぶれ、ライトは壊されるわ、ベルは知らないうちに失くなっているわ...酷いもの。今もライトが切れ、後ろのライトも取られており、夜は乗らないようにしている。

 

そんな自転車でも愛着があり、半信半疑で取りに行くと私を待っていてくれた!! 笑

 

すると、ちょうど12時で近所の教会の鐘が鳴り出した。

 

 

「ルルドのアヴェマリア」と呼ばれる曲で、日本語では「あめのきさき」と呼ばれている。

 

「きさき」は「妃」でマリア様だとわかるが、なぜか勝手に「雨」と思い込んでいた私。小雨の中を「あめのきさき」を歌いながら自転車に乗って帰宅。

 

あれ、待てよ。「あめ」ってもしや...と思ってら「天」と書いて「天の妃」であった。

 

 

天のきさき 天の門  うみの星と

輝きます
アヴェ アヴェ アヴェ マリア
アヴェ アヴェ アヴェ マリア

 

百合の花と 気高くも  咲き出にし 聖きマリア
アヴェ アヴェ アヴェ マリア
アヴェ アヴェ アヴェ マリア

 

奇(くす)しきばら 芳わしく  恵みたもう 愛のみ母
アヴェ アヴェ アヴェ マリア
アヴェ アヴェ アヴェ マリア

 

病める人に 慰めを  恵みたまえ 愛のみ母
アヴェ アヴェ アヴェ マリア
アヴェ アヴェ アヴェ マリア

 

行く手 示す あけの星  導きませ み母マリア
アヴェ アヴェ アヴェ マリア
アヴェ アヴェ アヴェ マリア

 

神のみはは わが望み  今もいつも 守り給え
アヴェ アヴェ アヴェ マリア
アヴェ アヴェ アヴェ マリア

 

あ〜、「あめ」違い。