以前、「まだまだギリギリ?! ~ 我が家の天使たちの面白語録」シリーズを書いていたが、最近は面白いどころか辛辣なことしか言わない元天使たち。
腹たつわ!
言いたいこと言わなきゃやってらんない。酔わなきゃやってらんない。「らんない」状況は度々あるが、「笑ってなきゃやってらんない!」のが今日この頃。ちなみにこの「らんない」は「いられない」「られない」の音便。
先日、スペイン在住で剣道を習っている友人に会った。外国語を習う際、日本人が苦手とする音(”l”や”r”、”b”や”v”)があるように、逆に彼らにとっても、本来ない音が日本語にあったりすると、非常に発音し辛そうに思われる。
スペイン語で剣道の素振りをする際、1から10までの数をやはり日本語で数えるそうだが、スペイン人には10(じゅう)というのが非常に難しいらしく、どちらかというと”ユウ”という発音になりやすいという。友人の先生という方は、スペインでも剣道7段の方らしく、友人はそういう方に、発音を指摘するのはおこがましいと考え、10の時だけ大きな声で「ジュウ!」と叫ぶのだそうだ。周りからはなぜ10の時だけ、彼女は声が大きいんだ?と非常に不思議がられているという。笑
そして、また気合の声。「えい」とか、「やー」などその武道や流派によっても違うのだろうが、彼らは本来「えい」のところ、やはりスペイン語なまりで「イエーイ」という人が多く、どうしてもサムアップの”👍”をイメージしちゃうんだよね...と友人。
それを言うなら、もっとすごいよ。うちの道場、イタリア人で「ヘーイ」ってそれこそ鼻から抜けたような声で気合する人いるもん、といって二人で大笑い。(本人は真剣にやっているだろうに、すいません!でも一度、気合は「エイ!」だと指示されているはず。)
また、稽古の前には必ず準備体操と腕立て伏せや腹筋、背筋をする。稽古の曜日の参加メンバーによって回数やセット数は違う。また、年齢や体のコンディションによって個人でコントロールするように言われるのだが、腹筋をしている際、鏡を通し、自分のずっと左横にいる80代のおじいさんの門下生の姿が目に入り、えっ???と頭がフリーズしてしまった。腹筋の代わりに足上げ腹筋をすることもあるのだが、彼は両手を広げ、両足もあげているのだが、そろえているのではなく、両足を広げたままあげている。
最近、どうも目に移るものにいちいち反応してしまい、集中できない。苦笑 いわゆる「ゴキブリ体操」だ。いや、「浮く」スタイルか? もういくつになっても箸が転げても笑ってしまうお年頃。我慢できなくなってしまう。だめだ〜集中できな〜い。
かと思えば、稽古中、いちいち次男が囁くように私の型にケチをつけ、また自分が膝当てを二日続けて忘れたにもかかわらず、私が洗濯したことは、「勝手なことをした」ことらしく、チクチク小声で文句を言ってくるのだ。「うるさい!」集中できない!
その割に、変な気合やら姿が脳裏に浮かんで、笑いそうになってしまう。
だめだ、だめだ、だめだ...
とはいえ、緊張といらつきが続いたり、また苦しい時は、上記情景を思い出して笑ってやり過ごそう!

