今年もありがとう | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

この夏も沢山花をつけ、楽しませてくれた朝顔。

 
 
帰国で不在のため、敷地内のスプリンクラーの水がかかる場所に移動させていたら、ぐんぐん伸びて、敷地の薔薇に絡みながら、我が家のテラスの高さまで到達。朝顔の強さに驚異を感じていた。
 
今朝もピンクの花をいくつか咲かせていたが、昼頃出かけようとすると既に萎んでいるではないか!
 
まだ朝方と日中の寒暖が激しく午後の日差しは強く汗ばむくらい。とはいえ、萎み方が自然でない。あれれ?
 
よく見るとツルが切られていた。というか、敷地内に庭師が入り、大きくなった薔薇を剪定するついでに余分なもの?も切り落とされたわけだ。涙
 
 
 
 
薔薇の茎に絡まったまま残っている咲き終わり種になろうとしている部分は、膨らんでいるもののまだ青い。放っておいたら茶になって種になるのだろうか?それとももうおしまいなのか...
 
今年も目を楽しまさせてくれてありがとう。朝起きて、シャッターを開けると、朝顔たちが花開き待ってくれているようで嬉しかったのに。
 
風も吹くなり
雲も光るなり
生きてゐる幸福は
波間の鷗のごとく
漂渺とたゞよひ
生きてゐる幸福は
あなたも知ってゐる
私もよく知ってゐる
花のいのちはみじかくて
苦しきことのみ多かれど
風も吹くなり
雲も光るなりby林芙美子
 
いつも朝顔のツルに止まっていたバッタが今日は支柱代わりの割橋に止まっていた。