食の楽園•FICOとボローニャ散策 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

ボローニャに長女を送りがてら、家族でボローニャに出かけてきた。私は24,5年ぶりだが、長男、次男は初めて。
 
ボローニャ大学に入り、一人暮らしも丸3年になるというのに、誰一人家族が来ないと文句をいう長女。行こうかな?と思っていると、ミラノに戻って来ちゃうんだから仕方ないじゃない?といったのだが、とりあえず来春卒業予定。その後どこへ行くかはわからないので、行ける時に行っておこう!ということで、まだ学校が始まらない長男、次男も行くことに...
 
とはいえ、夫の目的はボローニャ郊外のFICO。(フィーコ。FICOとは、"Fabbrica Italiana Contadina" の略で「イタリア農業工場 」の意味。「食」の価値を問い、生み出す場所で、扱う食品は純正イタリアン。昨年11月オープン。コンセプトは各土地・気候の中で、「大地が作り出すもの」を、「育て」「形を変え」「料理する」術を知り、学ぶこと、だという。)
 
 
イタリアの最高品質の特産品を販売する9000m2の巨大マーケットでは、広い敷地内もビアンキの自転車で買い物が可能。
 
 ちなみにこのビアンキの自転車、1350ユーロでカゴをつけて1500ユーロで販売。うーん、買ったら即盗まれるでしょうね。爆
 
 
 ワイン売り場に圧倒される!
 
 
 
動物たちが飼育されているが、彼らは食べられちゃうの?頭の中でドナドナのメロディーがリフレイン...
 
 
 
  館内を走るバスは”フレッチャロッサ”と書かれていた。
 
 小腹が空いたので、サンダニエレのハムでアペ。長女曰く、この薄いパンを半分に割って、ハムを挟んで食するのだそうだ。
 
  魚売り場、エノテカもおしゃれ。
 
記念に自分用のエコバッグゲット。2.8ユーロ。最近はいつもエコバッグばかり愛用している。
 
 ちなみに”FICO"(フィーコ)はイタリア語でいちじくのこと。
 
また、余談だが、いちじくは一つでfico(フィーコ)、二つでfichi(フィーキ)。そして、それが女性形figa/ficaになると、女性器、という意味になるそうな。また、”Che fico!”という言葉もよく耳にするが、これは英語でいうCool! かっこいい!みたいな感じ。
 
フィーコの後はボローニャ散策。
 
 マッジョーレ広場。はっきり見えないが、ネブチューンの噴水。
 
  ボローニャの斜塔。以前来た時は登ったが、誰か登りたい?と聞くとシーン。
 
塔と言えばピサの斜塔が有名だが、ボローニャには2本の斜塔、「ボローニャの斜塔 (ガリゼンダ(48m)とアジネッリ(97m))」が有名。12~13世紀の頃は、ボローニャには100本もの塔があったというが、現在はこの2つしか残されていない。
 
  「W」の看板、発見。意味不明...
 
 
 美食の街•ボローニャ。ボローニャに行ったら、やっぱりラグーのタリアテッレでしょう?と思ってオーダーしたが、以前食べたほうが感動した気がした。ラザーニャも食べてみたかったな。
 
 
 長女の部屋からの景色。ミラノとは全くちがう景色。こういう景色を見ながら毎日勉強しているんだ!と思った。可愛い子には旅をさせよ。この夏、旅行中もずっと勉強していた彼女。私たちと別れてからも図書館で勉強したらしい。長男、次男よ、お姉ちゃんの爪の垢でも煎じて飲んで欲しいものだ。苦笑 頼むよ、ったく!