嗚呼、イタリア 〜 その2 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

6月に大雨が降り、我が家の前の道路が突然陥没し、シンクホールができてしまった。
 
アパートの住民はもちろん、家の前にある病院もミラノ市の道路維持管理関係事務所に連絡を取ったようだが、なかなか補修及び整備に来ない。我が家の前の病院には、リハビリ専門の科もあり、特に歩行困難の幼児たちが多く、出入り口前に車を止める事が多いので、ここにシンクホールがあり、更に大きくなろうものなら大問題だ。
 
どうなってるの〜?と思っていたら、救急処理隊がやってきた。工事をすること2日間、そのままフェードアウト。えっどういう事?そうこうしている間に私も帰国してしまった。
 
   しかし、ミラノへ戻ってきても状態はそのまま。はあ?!

昨日、やっと市の職員がやってきたようで、朝から大きな声で打ち合わせをしているのが聞こえた。すると午後からショベルカーがやってきた。ついに始まるか!と思ったら、これでおしまい。
 
今朝朝8時頃からガタガタ始まった。空洞化した道路前後にも穴を開けていき埋めるようだが、機械音と地響きがすごく、ガラスがガタガタ言っていた。しかし、さすがイタリア。お昼になるとぱたっと音がとまり数時間静かであった。
 
 
 
夕方再び工事が始まり、終了したのは、6時近かっただろうか。
 
気づいた時には、我が家の前の通りは全面、通行止め。しかも13日まで、と書かれていた。あと9日間も?なんでこんなに時間がかかるのだろうか?
 
 
余談だが、近所の小学校はこの夏、補修工事の予定になっていたが、何も進んでおらず、来週からの始業と同時に1-5年生は地域の中学校に間借りするという。1学年1クラスらしいが、5つも教室に余裕があるのだな、と思いつつも机は持ち込むようだ。
 
本来、以前私が所属していたボランティアグループのItamaがその校舎に間借りしていたが、彼女たちの活動が今になってスペースがない、という事で長年やってきているプロジェクトが宙に浮いてしまっていると言う。
 
しかもこの時期、校長も副校長も不在。という訳で動きようがない。あり得ない!!
 
話は戻るが、シンクホールの工事を始め、夏前から工事が止まっているのか?進んでおらず封鎖されている道路の多さには辟易してしまう。
 
嗚呼、イタリア。やっぱり、イタリア...。