最近、バスの停留所で、気になるポスターを発見した。
俺様、ゲームお楽しみ中!という馬鹿者?若者?の後ろには、妊婦が立っており、”気持ち良く移動する決まりとして、必要としている人に席を譲ろう”とメッセージが投げかけられている。
当たり前のことなのに、それもわからず、いちいちいわなきゃわからない世の中。
ATM(ミラノ交通)のHPを調べてみたら、他にもバージョンがあり、今後9月まで続くようだ。
電車やバス、トラムの中で多くの人が携帯電話ではなしているかゲームをしている。(日本でも携帯電話を見ている人は多いが、さすがに通話は禁止されている。)まあ、その私語の声が大きいこと!プライヴァシーもなにも関係なく話している人も多いから、内容によっては思わず振り返って顔を見てしまうことさえある。
「降りる人が先!」これは常識でしょ?
しかし、降りる前に、どーっと人が乗り込んでくるから恐ろしい。ミラノの新しい地下鉄M5のホームには、乗車する人の列の線が地面に書かれており、とりあえずドアの両脇に人が寄るようにはなったが、他の地下鉄ではお構いなし!嫌味のように「降りる人が先!」と呟く私。
夏にキャンペーンをしても、多くの人がミラノから脱出し、しかも公共機関を使う人も少ない気がするんですけど....車中は外国人ばかり。苦笑
オラトリオの子供達を見ていても、最低限のしつけとして挨拶やら他者に対する感謝や何か気まずいことをしたら申し訳なく思う気持ち、言葉、そして片付けなどができていないのを見て、この子たちにはどこから教えるべきなのだろう?と辟易してしまう。上から目線か?!
意識改革のためのキャンペーンとはいえ、生きていくには忍耐がいるなあ。



