「気」と「呼吸」 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

気は、中国思想や道教や中医学(漢方医学)などの用語の一つ。 一般的に気は不可視であり、流動的で運動し、作用をおこすとされている。 しかし、気は凝固して可視的な物質となり、万物を構成する要素と定義する解釈もある。 宇宙生成論や存在論でも論じられた。(wikipedia 抜粋)

太極拳はイタリア語で"taici " タイチーと呼ばれ、「チー」が「気」、エネルギーを表す。そしてそれは生命の力。

「気」が付く漢字はたくさんあり、すべて「気」の状態を表している。そういえば、小学生の頃、月曜日の朝礼で校長だか教頭先生が「気」がつく言葉をいくつか紹介していたことを思い出す。やる気、元気、根気、勇気....。

また、大辞泉によると、「気」は

1 生命•意識•心などの状態や働き。

ア 息、呼吸。イ 意識。 ウ 物事に反応する心の働き。エ 精神の傾向。気質。オ 精神の盛り上がり。気勢。カ 気分、気持ち。キ あれこれ考える心の動き。心遣い。心配。 ク 物事にひき付けられたり、人を慕ったりする気持ち。興味。関心。 ケ 何かをしようとする、また何かしたいと思う心の動き。つもり。

 

2 天地に生じる自然現象。空気•大気や水蒸気などの気体。

3 あたりに漂う雰囲気。心に感じる周囲の様子。

4 あるものが持っている特有の香りや風味。

...とある。

 

 

1番。特に「イ」や「カ」は「ケ」は誰でもが持っている。。

この気によって心が創られ、人生をも創っていく。時にこの「気」の力が弱くなったり、欠けたりもする。

けれど、この「気」の力は気自体で気を強くしてくれる。その時に気が創った心が、その気を強く持ち直してくれるのだ。

 

その気力が大切。しかし、力が入りすぎてしまうと疲れてしまう。そこで重要なのは「呼吸」なのだ。

日々、使う気力、この気力を増す為にも、ゆったりとした呼吸をしたい。たとえ忙しくても、ゆっくり呼吸をして、自分の心を観る正しい気の使い方を身に付けよう。(と自分に言い聞かせる。苦笑)