5月26日から七十二候では「紅花栄(べにばなさかう)」という。
紅花の花が咲きほこる頃という意味だが、実際にはもう少し遅め。
紅花はシルクロードを経て飛鳥時代に日本に伝えられたといわれ、万葉集にも「末摘花(すえつむはな)」として登場している。紅花は染料や口紅になり、珍重された。ちなみに、「紅(くれない)」という色名は、紅花の古い呼び名に由来してるのだという。
余談だが、かれこれ、30年近く前、あるボランティアの婦人団体に所属しており、当時大会が山形で行われ出かけてきた。山形県の花は紅花で、7月頃には綺麗な橙色の花を咲かせ、日に日に花の色が濃い紅に変わっていくのだという。記念に紅花で染めてハンカチをいただいたが、探せばどこからから出てくるはずだ。
ところで、何回か頂き物で「紅花茶」を飲んでことがある。効能を調べてみたら、血液浄化作用、冷え性改善、生理不順改善、生理痛改善、更年期障害改善、高血圧予防、肌の老化防止、貧血改善。とどちらかというと女性にお勧め。
調べ始めたら面白いことを発見!
紅花とリゾットミラネーゼに欠かせないサフランの花が似ているということ!
紅花は薬草の場合は音読で「コウカ」と呼ばれ、サフランは「番紅花(バンコウカ)」と呼ばれる。ちなみに紅花はキク科ベニバナ属であるが、サフランはアヤメ科。親戚でもない!笑 そして、サフランの方がお高い。
考えてみたら、紅花はアザミにも似ている。調べてみたら、アザミはキク科アザミ属。親戚だった!爆
実際、この時期、紅花は咲いていないのだから、本来何かの花と間違えているのではないか?と思いつつ調べたらきりがないのでやめておく。苦笑


