毎年この時期は、忙しいのだが、日本から戻ってきた途端に目がまわるくらい忙しく、時差ぼけなんぞ感じている暇はないのだが、口内炎が次から次へとできるというのは、疲労の証拠であろう。プロポリスを飲んでも、次から次へと鬼ごっこのようにでてくるから困ってしまう。
連夜の食事会やイベント。若い時は声をかけられるイベントはすべて顔を出していたが、さすがに50過ぎたら無理。幾つかはご遠慮させていただいている。
それでも、分刻みのスケジュールと移動。根が貧乏症なので、ここのところ、自転車には乗っておらず、交通機関による移動だが、その間は編み物をしているので、作品も増える増える...!!爆
今日の予定はなんだっけ?昨日は何したんだっけ?すぐに思い出せないのは、多忙のせいか?年のせいか...
ところで、イタリアでは中3及び高校5年の卒業に際し、国家試験が行われる。6月上旬に通知表が渡され、及第か落第かの判断の結果、及第者のみが国家試験を受験できる。試験は外部の審査官によって実施。内容はイタリア語、数学、英語、第2外国語の筆記。そして卒業論文の提出。そしてその論文内容に対する口頭試問。一つのテーマを決め、全教科をつなげて書くというもの。とはいえ、国家試験に臨んだ生徒はほとんど卒業できるので、その前の成績発表の方が厳しい。中学はまだ義務教育中なので、それほどでもないと思うが、高校に関しては、人生初の、そして最大の難関という人さえいるほど。
本来今年は、長男が高5、次男が中3の卒業シーズンだったが、長男はアホすぎて、足踏み状態。(いつ卒業できるんだ〜?!)次男に関しては、「第二次世界大戦」をテーマに一人で論文を書き上げ、内容は全くチェックしていないが、ほとんど印刷終了。下手に口を出すと喧嘩になるので、勝手にやってもらっている。
その卒業を前提に、9月から進学する学校の説明会があり出席してきた。中学卒業の結果が発表され次第書類一式をそろえ7月初旬にまで提出。7月半ばにはクラスが学校のHPに発表され、新規の教科書をオーダーしてから夏休みに入りましょう、というもの。夏休みの宿題もしっかり3教科出される。ちなみに長女、長男が進級する学校ではとりあえず1年目は宿題はなかった。どんだけ厳しいんだ?と思いつつ、今年度の次男が入学する学校での1年生での落第率は30%。かなり高くて驚いた。真面目に取り組まなければ、どんどん篩にかけられるということだろう。
そして、今年もこの時期恒例在ミラノ日本人会による古本市のお手伝い。今年は、初めてFBに広告を出したせいかイタリア人のお客様も多かった。しかもかなり日本語を勉強しているようで、日本語の漫画はもちろん、難しくて私たち日本人でさえ硬い内容で躊躇しそうな内容の本を抱えて購入されている方も多かった。「この内容はいつの時代ですか?」といって226事件のドキュメンタリーを持ってくるイタリア人もいらした。ちょうど父が生まれる1年前の出来事だったので、何かと調べたことがありスラスラ言えたが、「村上春樹についてどう思いますか?」と聞かれ、20年以上前に数冊読んだくらいでほとんど知識がなくたじろいてしまった。日本文学について質問されても同様。読んでない...
合間を見て、オラトリオに会議、学校のボランティア....食事会中にミサのオルガニトを探せ!というメッセージ。あちこちメッセージを送りまくり、見つかったのかどうか...
空手の稽古は無理ができず、せいぜい週2回で止めているが、全国大会を控え、型の見直し。師範のうんうん、とうなずく表情、またはうーんと首を傾けたり、下を向く表情に一喜一憂。
ふと気づくと喉の痛み。あちゃ〜。まずいまずい。しかもアイロンの山。全部重ねたら2メートルを超えたかも!爆
いつになったら静かな生活になるのだろうか...