イタリアの学校は今年度は6月8日の金曜日に終了し、翌週月曜日、11日から1ヶ月間、夏のオラトリオが始まる。
とはいえ、中学3年生や高校5年生は卒業試験を控え、6月いっぱいはなんだかんだ慌ただしい時期となる。
昨年のテーマは旧約聖書の「創世記」から天と地が、そしてその万象とが7日間の間に完成した"'DettoFatto".「創生」をテーマに論理的に実行するものだった。
そして、今年の夏のオラトリオはグループ活動を通し、各自に与えられた神のご計画を理解し、「創生」されたものをさらに成長させ「作品」(賜物)にさせるという”All’Opera"というテーマを掲げている。
ところで、昨年の秋に新しい司祭が着任した。関係はないかもしれないが本来オラトリオのリーダーになるべく年齢がごそっと来なくなった。もちろん、学業や精神面を含む年齢的なものや、他宗教の人もいるので、家庭の圧力云々もあることだろう。
というわけで、リーダーや夏のオラトリオをサポートする大人、保護者の数がたりないようで、またどれくらいの子供たちがやってきて、しかもどんな子たちがやってくるのかわからない。それ以前にどうも司祭と歯車が合わない。
6月に入り最終打ち合わせがあるが、私は参加できず。経験上の疑問点、注意点を司祭に伝えようとしたら、「今、僕に言わないでくれる?」「打ち合わせに時に言って。時間の無駄になる」と言われ、インフォメーションとして知っていてほしかったのに、そう来たか!
普段のオラトリオでも、言うことを聞かないどころか規律も礼儀のない中高生に辟易し、現に一人の責任者が激怒しやめてしまったのだが、司祭に忠告すると、子どもたちを集め「月曜日の責任者はT子だ。言うことを聞くように。」と言っておしまい。注意して言うことを聞く輩だったら苦労しないって!!なんか違うんだよなあ...とモヤモヤ。限界を超え、吠えまくるのもしょっちゅう!! お前ら、いい加減にしろー
しかし、家族には「じゃあなんでオラトリオに行くの?辞めればいいのに」と言われるけれど、辞めるのは簡単だ。それは努力をしてもどうしようもない時に決断すればいい。
とはいえ、聖霊降臨祭を迎え、聖霊の7つの賜物を思い起こした。
http://www.pauline.or.jp/catechism/catechism141.php
その一つの「知識」は、(聖霊の賜物として)神の計画を知ること。それは愛から出発しなければならない。好きな人、大事な人に愛を分けるのは簡単だが、そうでない人に愛を分けるのは、意外に困難だ。愛を元に事実/人を知ることが大切。
「わたしは仕えられるためではなく、仕えるために来た」 (マタイ20:28)
私たちは、この言葉の中にどう生きることができるのか、ジレンマだがよい機会を与えていただいたと思う事が賢明であろう。神に感謝。
この夏、きっと嫌でも耳に焼きつくテーソング。苦笑
ALLOPERA, ORA TOCCA A TE
"DOMM" per l'animazione durante l'Oratorio estivo AllOpera
