ふるさとの詩 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

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ここ数年,帰国中のミサは東京の麹町にあるイグナチオ教会か友人のいる教会に出かけることが多かったが、この復活祭後に実家近所にあるカトリック百合丘教会にお世話になっているミラノ外国宣教会(PIME)のマリオ神父様が着任されることになり、この数ヶ月メールでやりとりしていたが、急遽帰国できたので、早速ごミサにあずかってきた。またその翌日はバザーもあったので2日続けての訪問。
 
バザーではPIMEの日本管区長や、上記神父様が以前いらした由比ガ浜教会の方もいらしており、彼女ともメールでやり取りをしていたので、まさかお会いできると思わなかった分、嬉しい対面! また、昨年パーキンソン症候群でイタリアに帰国されたアルベルト神父様は以前由比ガ浜にいらしたし、20年前に神奈川県の大和教会にて神父様に洗礼を授けていただいたという母子にも対面。皆さんが、アルベルト神父様の状況を心配されておられたが、毎月ミラノの日本人ミサでお会いし、毎月感じる状況を報告すると皆さん喜んでおられた。逆に、次にミラノでアルベルト神父様にお会いする際は、お会いした皆さんのことを報告しなければ...!!
 
マリオ神父様のご自宅を訪問し、コーヒーをご馳走していただいた。日本での宣教、ミラノと日本のpimeの話、教会の話、日本語とイタリア語をちゃんぽんさせながら、何時間ご一緒させていただいたことだろう。
 
帰りは、新百合ヶ丘駅までマリオ神父様も散歩がてら送ってくださった。
多摩丘陵は、高尾山麓を西端とし、東は町田市の神奈川県境辺りまでにかけて広がる丘陵地であるが、川崎市麻生区北部の百合丘地区は多摩丘陵の高石台地に位置し、教会としては、本当に「山上の説教」に値する美しい場所だが、心臓破りの坂が辛い...
 
   教会近くには丹沢や富士山が望める弘法の松公園がある。ここには昔、「弘法大師がこの地に寺を建てようと山々の谷を数えたところ、百谷に1つ足りない九十九谷だった。そこで1本の松を植えた」という伝説が残されている。高さ30メートル、根回り11メートルの大きな巨松は、旅人たちの道しるべとなったそうだが、昭和31年(1956)年に火事にあい,枯渇してしまったとか。
 
マリオ神父様とは、新百合ヶ丘駅南口のある銅像の前でお別れした。
 
  人が背中合わせに立っているように見える。「なんだか二つの韓国みたいですね。」と神父様。
 
しかし、帰宅して検索してみたら、「ふるさとの詩」というタイトルの銅像で、多摩丘陵に昔から自生していた柿、オオバコ、エビネラン、ホタルブクロなどをモチーフとして、三角錐に配置し、その中央にカマキリを擬人化した男女が、神奈川県の花である山百合を高く捧げ持っているのだという。神父様、全然違う~。
 
昭和60年から設置されていたというが、まったく気づかなかった。ちなみに、東京藝術大学名誉教授の山下恒雄氏の作品。
 
失われゆく自然に対する憧れと郷愁を表現すると共に、愛と自然をたたえるものとされている。
 
Laudato sii o mi signore
 
やっぱり地元はいいなあ。