ここのところよく小雨が降る。本来の「はるさめ」は「春小雨」と書く。
春の雨は、柔らかく、しとしとと細やかに降るが、ミラノの雨はいきなりどばっともくるので、思わず風邪を引いてしまった!
冬が終わって、季節が春になると、雨も、かつての冷たさがなくなるというが、いきなりどっと降ったり風が吹こう物なら、まだまだ寒い寒い。毛糸の帽子を洗おうと思っていたが、ちょっと保留。
けれど、不思議な物で、冬の雨は陰鬱で嫌いだが、春の雨はなぜか気分が明るい。
春は生命感にあふれている季節だからだろうか?
ふと気づくと、道端にはたくさん花が咲いている。
春小雨に潤された木々や草の緑は命にあふれているように思われる。



