干し野菜シーズン到来! | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

復活祭明け、やっと天候も落ち着いてきて、無駄なく美味しく作れる干し野菜シーズン到来!
 
干し野菜にすると余分な水分が抜けて野菜の旨みが凝縮される。しかも、生状態よりもずっと日持ちがいいし、香りや栄養が増すのだから嬉しい限り。旬の食材をたっぷりと収穫して保存、きちんと使い切る昔ながらの知恵の一つであろう。
 
干し野菜のメリットは、旨味が凝縮された美味しさと、なんといっても嬉しいのは調理時間の短縮!基本面倒くさがり屋の私は、ちゃちゃちゃと食事の準備をしたい。
 
ところで、先日ゴボウ2本を購入したが、乾燥させても直ぐに食べてしまった。再び、ゴボウを求めて5キロ離れた中華街へ出かけてきた。以前は公共機関を使っていこうとすると、なんだかんだ1時間近くかかったが、M5(地下鉄のエンメチンクエ)様さま。地下鉄で12分。徒歩を含んでも30分以内でいけるのは非常に嬉しい。
 
今朝は、中華街のメイン通り、パオロサルピ通りを端から探索。気になるうどん屋は、次回に。豆腐専門店で豆腐購入。
 
歩いていたら、あらっ新しいスーパー? 
 
 
吸い込まれるように入ると、どこからともなく日本語が聞こえて来るではないの?! 以前子供たちが習っていた空手の先生ご夫妻と姪子さん母子。近況報告と中華街情報交換! 真空パックの椎茸発見! 干し椎茸にいいわよね!と意気投合。
 
椎茸は実は生で食べるよりも、乾燥させることで旨味とともに栄養も3~30倍もアップ、食物繊維も10倍にアップすると云う。
 
余談だが、椎茸にはエルゴステリンという成分が豊富だが、これは日光にあたるとビタミンDに変化する。ビタミンDはカルシウムの吸収をよくし、骨を丈夫にするのに欠かせないビタミン。つまり椎茸を干すことにより、ビタミンDを増やし、不足しがちなカルシウムの摂取量を増やすことができる。
 
ただし、最近の干し椎茸は、天日ではなく、ガスや電気で乾燥させているため、ビタミンDの量が少なくなっていると言われている。干し椎茸のビタミンDを増やすには、使う前にしばらく日光に当て、エルゴステリンをビタミンDに変化させるのが良いとのこと。
 
 
 
気になるお値段は10個入って2ユーロ。あ〜あと2-3パック買っておくべきだったな。
 
目的のゴボウもゲット。
 
 
あ~また、レンコンも買っておけば良かった!と後から続々と思い出す。苦笑
 
干し野菜は作っても心の潤いは忘れずに!