茶番劇 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

古代ローマの詩人ユウェナリスは、当時の世相を風刺して「パンとサーカス」と表現した。(彼の言葉『健全なる精神は健全なる身体に宿る』は有名)

 

権力者から与えられる「パン」(食糧)と「サーカス」(娯楽)によって大衆が政治的無関心になり、皇帝達の統治が容易になることを表現している。劇場型政治はいつの時代も似たりよったり。

日本から遠く離れたイタリアで、「森友文書」改ざんに関し、国会やら財務省の野党合同ヒアリングを読み、またビデオを見ている。

 

大量の公文書の改ざん、虚偽答弁のオンパレード、総理や財務省の権力乱用の隠蔽、証拠隠滅、隠蔽工作。違法行為が政官一体となり展開し、自殺者、行方不明者まで出てきてしまっている... これは、小説なのか?それともドラマを見ているのか?と思わず疑ってしまうほど。自殺をした近畿財務局の職員の家族の無念を思う。

 

一連の事件は安部おろしなのか? じゃあ黒幕は???

 

今後は佐川氏を生贄に、国会の茶番劇を国民に観劇させ、幕引きを謀っているのだろうか?

 

何れにしても、責任問題が問われるのは時間の問題か... 

 

追跡者と逃亡者のストーリーから目が離せない。