来る3月4日、今年もまたドン•ニョッキの記念コンサートが催される。
ドン•ニョッキとは、司祭であり、教育者であり、作家でもあったカルロ・ニョッキ。第2次世界大戦の間、アルピーノ(アルプス歩兵隊)の司祭でありロシアに行かされていたと言う。戦後、戦争孤児たちのために施設をつくり教育に専念した。そして、体の不自由な方のために病院、リハビリセンター、障害者のための学校などミラノ、サンシーロ地区に建て貢献。死後62年。12年前に列福し記念堂も献堂されたが、その後毎年コンサートが行われている。
毎年、友人のご主人がテノール歌手で、出演されているので、ここ数年通っているが、昨年はインフルエンザが蔓延しており、ソリスタたちは全員代理ということがあった。その後、彼らの教会でもコンサートが行われたので、その公演も観に行った。
3月4日 16時より
"S.Maria Nascente " お御堂
via Capecelatro, 66 Milano (S.Siro地区)
指揮者 マエストロ ルイジ•ポンツィ
Schola Cantorum della Basilica di S. Antonio da Padova in Milano
Exsultate Justi Lodovico da Viadana
Iste Confessor Domenico Scarlatti
I cieli Immensi Narrano Benedetto Marcello
Mozart Panis Omnipotentia
Mozart Kronungs-Meese ミサ曲ハ長調 「戴冠ミサ」
約1年半かけてモーツァルトが作曲した曲。1779年3月27日に完成し、4月4日または5日にザルツブルク、聖シュテファン大聖堂における復活祭のミサで初演された。
構成は
1 キリエ(哀れみの賛歌)
2 グロリア(栄光の賛歌)
3 クレド(信条ー二ケア•コンスタンチンーブル信条)
4 サンクトウス(感謝の賛歌)
5 ベネディクトウス(感謝の賛歌)
6 アニュス•デイ(平和の賛歌)
と、いわゆるミサ通常式文の順序になっており、画像には、のちに作曲された有名なAve Verum Corpusも含まれており、聖ヨハネ•パウロ2世の映像も合わせて感動的。
四旬節の祈りとともに素敵なコンサートになりそうだ。

