3月4日にイタリアで総選挙が行われる。(上院(定数315)と下院(630)の議員を選ぶ選挙)今回の選挙での注目は、経済政策も去ることながら、やはり移民対策。
街の中心地のみならず、どこにでもアフリカ系の物乞いが増え、また移民の犯罪が増えてきており、国民が眉間にしわを寄せるのも仕方ない。みじかな問題でも、オラトリオは移民ばかり。問題も彼らが起こし、本来来るべきイタリア人の子供達が来ない。それでも受け入れよう!と言われると、ボランティアの身分としては、たとえカトリック信者であれ、身構えてしまうのが本音だ。
ところで、先日3日、イタリア中部、マチェラータで政党Lega (北部同盟から”同盟”に改称)に立候補したこともある警備員が銃を乱射するという事件があった。アフリカ系移民が6人負傷。数日前にイタリア人女性の遺体が見つかり、難民申請中のナイジェリア人の男が逮捕されたが、その報復だと言う。
右派政党は移民を受け入れてきた民主党政権への不満が事件の背景にあると批判。左派は左派で「憎悪を煽っている」と反発。
ちなみにこちらは、イタリアの政党と支持率(2月12日時点)*混戦必死のイタリア総選挙 - みずほ総合研究所より抜粋
中道左派連合、右派連合、五つ星運動の主要な公約比較
イタリアの投票権は無いものの、住民としては、気になる選挙。日本のように、宣伝カーが回ったり、ましてや投票依頼の電話がかかってくるようなことは決して無い。立候補者のポスターがあちこちに貼られているわけでもないので、以前子供達が通っていた小学校では数人の保護者が立候補していたことに後から気付き驚いたことがある。ちなみに今回もママ友が中道左派(Lombardia Progressista)より立候補。いつもお世話になっている整形のドクター(パパ友)の元妻。
今回の選挙でどう変わる!イタリア!!
<イタリア総選挙の仕組み> 上院315(終身議員を除く)と下院630の全議席を改選。2017年11月に選挙制度改革法が成立し、18年3月4日投開票の今回総選挙から新しい仕組みが適用される。これまでの完全比例代表制から並立制に変更となり、議席の36%を小選挙区で、64%を比例代表で選出する。最も多く得票した政党や政党連合に一定の議席が与えられる「ボーナス制」もなくなった。投票権は上院が25歳以上で、下院が18歳以上。
https://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/eu180219.pdf

