浄化 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

「風邪知らず」という言葉をよく聞くが、『風邪は治すものではなく、経過させるもの』とも言い、本来、風邪は、体の重心のバランスが偏ってきた時、それを整えようとしてひくものだというのが、整体の基本だと言う。これは自然療法や冷えとりの健康法も同じ考え方。

 

私は基本、薬は飲まない。というか、あまり好きではない。なぜなら症状を抑えてしまえば、一時的にその症状は治まっても治ったわけではないので、出せるものは出してしまうべき、という考えだ。

 

ある時期まで、私は汗も熱も出にくい体質だった。それが2年前に40度出し、その前は4年前に発熱している。前回の発熱後空手を始め、汗を流すようになった。まあそろそろ、次の発熱といえばその時期だったのかもしれないが、喉のイガイガからいきなり体に出たから驚いた。

 

喉の痛みは、すでに麻痺して何も感じない状況に達していたが、リンパがかなり腫れていたのか首も腫れ、顎、耳の下、鼻のあたりだけ、顔から取り出したいくらい、グワングワンと響き渡る!寝ているから鼻もたまりやすく、そのせいか頭痛もあったのだが、それが後頭部であったり頭の天辺であったり、もう私はどこか悪いのかも?と思うくらいだった。

 

はじめの2日間は3〜4時間寝ては目が覚め、しばらくするとまた寝てしまう...そんな繰り返しだった。熱も高熱になると意外にハイ状態になるものだが, 37-38度が私的には中途半端で一番きつい。

 

水分補給のためレモンウォーターを飲んでいた。 熱は体のバランスを整え、汗は、いらないものの排泄。それほど汗はかかなかったが、その分トイレには行っており、むくみにはなっていない。

 

今回の風邪では自分の症状の移行がよく見れた。


風邪や発熱は体の大掃除。時と場合にもよるが、あえて症状を抑えず汗でも熱でも、必要があって出るのだから、その現象をまっとうさせるべき。

 

熱も下がり、だいぶ体が楽になったが、まだ味覚がわからない。ワインもコーヒーも飲みたいとさえ、思わないからまだ本調子ではないのだろう。爆

 

週末が近づくと、泳ぎ(室内プール)に行く?アペに行く?ゴスペルは?と誘われるが、今週いっぱいはおとなしくしておこう。

 

呼吸が短い者は短い人生を歩む』(東欧の古いことわざ)

 

体と心は切っても切れない関係。完治までもう少し。

ゆっくり過ごして心も整理。全身の浄化を心がけよう。