冬至 2017 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

今日2017年12月22日は冬至。

 

北半球において太陽の位置が1年で最も低くなる日で、日照時間が最も短くなる。そして、1年で最も日が短いということは、翌日から日が長くなるわけで、そこで、冬至を太陽が生まれ変わる日ととらえ、古くから世界各地で冬至の祝祭が盛大に行われていたんだそうな。太陰太陽暦(いわゆる旧暦)では冬至が暦を計算する上での起点だという。

 

中国や日本では、冬至は太陽の力が一番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦ってくることから、陰が極まり再び陽にかえる日という意の一陽来復と言って、冬至を境に運が向いてくると考えたそうだ。つまり、今日、上昇運に転じる日だということ!どうも、空が今ひとつ暗いわ、寒いわ、だから膝は痛いわ、で気持ちが萎えていたが、考え方によってはちょっと元気になる?

 

ついでだが、クリスマスは、実際イエス•キリストが12月25日に生まれたか?というと、それは不明で、(実際歴史上大きな流れ星はあったらしいが)太陽の復活を祝う古代ヨーロッパの祝祭と一緒になってしまったようで、ある年の冬至が12月25日だったという説がある。さすがに、聖書にもそこには書いていないし。

さて、この冬至、実家にいた時は、いつも柚子湯に入っていたが、先月知り合いから多めに柚子を入手したので柚子湯を楽しみにしていたが、ベランダに置いていたら、いきなりカビが!慌てて、果汁を絞り、種は乾かし,皮も乾かしたが、皮に関しては乾燥するまえにすぐに再びカビが出てきてしまった!あちゃ〜。

 

そして柚子湯の他に、冬至には「ん」のつくものを食べるのが良いそうで、その7種がこちら。

 

「南瓜(なんきん)」「蓮根(れんこん)」「人参(にんじん)」「ぎんなん」「金柑(きんかん)」「寒天(かんてん)」「うどん(うんどん)」の7つ。

 

家にあるカボチャと人参、うどんを食べて運気アップ!