12月8日は、「聖母無原罪の御宿り」の祝日。神の子イエスの母となるよう、神から選ばれたマリア。救い主の誕生を待ち望むこの時期に、聖母マリアの無原罪も祝う。(ちなみに「マリアはイエスを宿した時に原罪が潔められた」という意味ではなく、「マリアはその存在の最初(母アンナの胎内に宿った時)から原罪を免れていた」とするもの。)
毎年の恒例に従ってパパ様は今日の午後ローマの中心地にあるスペイン広場の聖母像をおとずれ花束を捧げ、ローマ市民および全世界の人々のために祈られた。 またさらにパパ様は聖母マリアに、ローマの信徒や修道者また毎日多くの困難に直面している家族たち、仕事のためにローマに通う労働者たち、病人たち、老人たち、そして全ての貧者、戦争や飢えからローマに逃れてくる多くの難民たちに、母としての絶えざる導きとご保護とを願われた。
パパ様はまた聖母像の周りに集まった無数の人々に、毎日福音書の一説を読み黙想する習慣を身につけるよう勧め、聖母に倣って神のみ言葉に耳を傾け、それを実行に移すことを学ぼうと励まされた。
スペイン広場での行事のあと、そこから程遠くないフラッテの聖アンドレア教会にパパ様は徒歩で行かれ、ユダヤ人無神論者ラティスボーン回心の機会となった、恵みと慈しみの御母聖母マリア像の前で祈られた。
