今日は何の日?! ~ 12月6日 聖ニコラオの祝日 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 
 
今日、12月6日は「サンタ・クロース」で有名な聖人、聖ニコラオの祝日。
 
小アジアのパタラの財産家の家庭に生まれ、信仰深い両親に育てられて、知恵にも行ないにも優れた人になった。両親が亡くなって、莫大な遺産を相続したが、優しいニコラオはそれを貧しい人びとのために使おうと決心したという。
 
司祭になったニコラオは、エーゲ海に面したミーラで宣教した。ミーラの町の飢饉を何度も救い、また信仰の面でも優れた保護者であった。貧しい靴職人のため娘3人の結婚を援助するなど、人びとを愛し、困っている人を見るとすぐ助けた彼は、人びとに推されて司教になった。
 
ローマ皇帝ディオクレチアヌスのキリスト教迫害時代には信徒たちとともに投獄されたが、313年、コンスタンティヌス大帝が信教の自由の勅令を発布したことによって、ニコラオらは釈放された。そして教会の復興にとりかかり、また325年にはニケア公会議に出席し、アリウス派の異端と戦うなど亡くなるまで、教会と人びとのために生涯をささげている。
 
彼の遺体はミラノ大聖堂に葬られ、そこは巡礼の中心地となった。1087年、東ローマ帝国に侵入したイスラムの破壊から守るため、遺体はイタリアのバリ市に移され大聖堂が建てられた。
 
12世紀から、ヨーロッパ、とくにスイス、フランス、ドイツ、オランダでは聖ニコラオの祝日である12月6日が子どものための祝日となったそうだ。かつてニコラオが助けた3人の娘の話がもとになって、聖人の祝日の前夜、子どもにそっとプレゼントをする習慣が始まったのだという。
 
それにしても、サンタクロースはなぜ赤い服を来ているのだろうか?
 
どうも宗教改革の頃から、プロテスタントの地域では、司教服の色である赤色の頭巾と服をつけたおじいさんが贈り物を入れた袋を背負うという形に変え、クリスマスと結びつけた、という。また、名前もオランダ語なまりで、「サンタ・クロース」になったとか。ちなみに、聖ニコラオは酒屋、無実の罪に苦しむ人の保護者である。
 
余談だが, あのコカコーラ社は、1920年代にクリスマスシーズンの広告として、サンタクロースを取り上げ始めたのだそうだ。

 

  

 

画家ハッドン・サンドブロムが描いたサンタクロース↑は、赤い服に白いあごひげをたくわえ、見るからに陽気で楽しいサンタロース。サンタクロースのイメージが世界中同じなのは、ある意味コカコーラの営業の結果ということか!

 

 

 

クリスマスの本当の意味は、イエス•キリストの誕生日であるが、世の中、商業主義に走るのは、誕生日を迎えた人が不在の誕生会ではないか?といった皮肉めいた話はよく耳にするが、それでも人が嬉しい顔をするのは嬉しいこと。まあ、私はミサに追われますが...苦笑