ピンチはチャンス?! | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

先日、家族で食事中、「人生最良の選択」が話題に上った。

次男:   ママの人生最良の選択は教会でしょ?
夫:      パパに決まってるよ。
私:      皆アホか?ママの人生最良の選択は空手に決まってるでしょ!

そう、空手を始め、何もかもが変わった。いや、変わったと言うよりは、ストイックさは更にパワーアップし、好奇心もより強くマニアックになっただけか?爆

そう言いつつ、ピンチがやって来た。

前からじわじわ膝に痛みがあったが、適当にだましだましやって来た。

先日座禅を組む時、左の股の下に右足を乗せるよう言われたが、あまりにも右膝が痛く、逆にした。また、普段の稽古中は痛みは感じないのだが(それだけ集中してる?)最後の正座になると、お尻を浮かさないと座れない状況になってきていた。ましてやうさぎ跳びとかジャンプして縄跳びなんてもう絶対無理!

 

門下生仲間でフィジオテラピストであるF爺さんに膝を診てもらうよう頼んでおいたのだが、今週月曜日、一ヶ月ぶりにバドミントンをしたのがいけなかったのか?(しかもいきなり定位置からサイドに振られたネット前の甘い球を叩く練習)またはその日の午後、オラトリオで起きた喧嘩の仲裁で足を挟んのだがいけなかったのか?翌日の火曜日、そして水曜日の空手の稽古からもう足が動かなくなった。

慌てて、知り合いの骨形成外科医(整形外科医)の診療所へ連絡をしてみた。家の前の公立病院に彼はきているが、そこは3ヶ月待ち。しかし彼個人の診療所さえ1ヶ月半待ちというではないの!もうこれは、直訴するしかない!と思い、彼に直接SMSを送ると、トスカーナ出張中ということで、戻り次第連絡をくれるということだった。

 

とりあえず、空手は休むしかないでしょ?

 

大好きな空手だが、無理はできない。とりあえず一週間休んで、その間に診察をしてもらえると良いのだが、様子見ということにした。

 

ああ、空手のない生活...。クリープを入れないコーヒーどころか、ワインのない生活くらい虚しいわ。いや、最近ワインは減らして身体が慣れてきたけれど、稽古のない生活は耐え切れない。どんだけストイックなんだ?苦笑


武道は孤独な道だけど、共に歩く人がいることは幸せ。けれど、自分が立ち止まることに耐え切れない。

 

骨折やひびの一つや二つ、空手家の勲章!どうってことない!と誰かが言っていた。そう、きっと人には私もそういうだろう。

 

それでも、頭の中はもうピンチ!ピンチ!ピンチ!とまさに挟んで締め付けられている状態。

 

でもね〜、大好きな空手だからこそ、ここは焦らず治すしかないのよね。

ピンチはチャンス!と聞く。そうしたらこういった詩を見つけた。

 

 

どっしり構えるしかないか。涙。