人に優しく、自分に厳しく | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

何かにつけて、誰かのせいにしたり、世の中のせいにする人はどこにでもいる。結局は物事から逃げており、決してそこから学ぶことはない。

 

次男とて然り。何かにつけて、私のせいにする。「いいよね〜。常に誰かのせいにしてればいいんだから、楽だよね〜。」と思い切り嫌味を言ってやる。問題と向き合い、自分の行い、習慣のどこに問題があったか、いけなかったか考え、反省しない限り、経験は生かされないし、一歩進むことはできないんだな。

 

家族や学校、会社など人間関係が絡むところ、コミュニケーションが少ない、またはコミュニケーション能力の低下によってかならず問題が起きる。それがストレスになれば、どんどん関係は悪くなってしまうもの。

 

躬自ら厚くして、薄く人を責むれば、則ち怨みに遠ざかる

 
これは、「自分に厳しく他人に寛大に接すれば、怨みごとから避ける事ができる。」という意味。
 
自分に甘く、他人にも甘い。または自分に厳しく、他人にも厳しい
 
私は子育てに関し、自分に厳しく、子供にも厳しく来たが、これは逆に反発も大きく逆に子供はダメになっていくなあ、と感じた。少なくとも私の顔色を見ていい子でいる子達でなかったのは、よくも悪くも良かったことだ。そうでないと、いつかどこかで爆発してしまうだろうから。
 
まあ、ほとんどの人が、他人に厳しく、自分に甘く、の世界であろう。人を責めるのは簡単だが、人を責めずにいるのが難しいのだ。それは己の心の弱さに向き合うから。己の弱さと闘って、難しい方を選びとる。闘う構えはいつでも己にするもの。相手はいつでも優しく穏やかに接する。それが最終的に己のためになるのだ。
 
最終的には、自分自身を戒め正しい心を保っておけば、相手を責めずとも、相手自身が気付き改善するという事が可能になると思うし、そうでなくても、自分の問題ではないということ。苦笑
 
さだまさしの「関白宣言」で🎶人の陰口を言うな聞くな、それからつまらぬ嫉妬はするな、とある。まさに!と思う。とはいえ、🎶俺より先に寝てはいけない。俺より後に起きてもいけない。めしは上手く作れいつも綺麗でいろ...と言われようものなら黙っておかないけど!何か?爆