夏休みから戻ると、ミラノでは見かけぬオレンジの自転車が大量に走っており何事?と思った。ミラノ市がおしゃれな自転車を出したのかな?くらいに思っていたら、今度は、先週あたりから黄色の自転車が思い切り出回っているではないか?
(調べてみたら)ついにミラノにも中国のモバイルアプリを利用したシェアバイクが進出してきたわけだ。
オレンジ色の「モバイク(Mobike)」は、中国で2016年にサービスを開始し、たった14か月で450万台のレンタル自転車を中国90都市(人口規模4億人)で展開し、1日あたり2000万回利用されるまでに成長。
また、ミラノに後から入った黄色の「ofo」は、2014年に設立された企業で、この7月時点で世界7カ国、170都市以上で800万台以上の自転車でサービスを提供しており、1日に2500万回を超える取引数を誇るという。
何れにしても、車両にはGPSとSIMが内蔵されており、空き自転車の位置を専用アプリで検索できるのが特徴。自転車のQRコードをスキャンすることで利用でき、目的地の駐輪スペースに停めて返却できる。決済はアプリを通して行う。
ミラノ市が提供する”BikeMe"は年間で36ユーロ、1週間で9ユーロ、1日だと4.5ユーロ使用料としてかかるが、Mobikeは30分で30セント。ofoだと現在のところ無料で利用できる。
私個人としては、誰が乗ったかわからない自転車に乗るのは気持ち悪いなあというのが、本音だが、街中で、急いでいるときは、自転車に乗りたいこともよくある。
早速、先週オラトリオに、この黄色い「ofo」で乗り込んで来た中学生がいた。バン、と倒したままで嫌だな...と思っていたのだが、案の定、先週2回にわたり、誰が借りたものだ、いや貸してくれてもいいだろう...ということで、オラトリオで喧嘩があったのだという。なので、昨日のオラトリオでは、「ofo」に乗っている子は、オラトリオに入れないように、と通達が出た。一応オラトリオもプライベートな地域だという認識らしい。
やはり無料ということで、好き勝手に乗り、マナーもモラルもないわけなのだが、新聞ではこう言った画像を発見。

