9月に入ると、何かと見本市会場で催し物があるが、やはり、ミラノ。ファッション、デザイン関係の催し物は、街をあげての盛り上がりとなり、活気がある。
前回とは依頼者は違うが、再び革のバッグや靴の見本市(ミカム•ミペル)に出かけてきた。
来年の春夏コレクションが開催され、世界中からバイヤーたちが買い付けにやってくるが、最終日であったため、午後になるとほとんどのブースが片付け始めているから驚いた!
開催中、人気コレクションの投票があり、選ばれたのはこちら。

はっきり言ってどこが良かったのかまったく理解できず。また、こちらは、アンディ•ウォーフォルからインスピレーションを受けたという作品。
翌日は、依頼主のご要望でオーストリッチを作っている工房見学へ。
こちらLeu Locati社は創立1908年。なんと上記革の展覧会であるミカム•ミペルを創立した一族でもあるという。現在4代目。息子さんたちも一緒に働いており、将来は安泰。全て昔ながらの手切りの手作りで、こちらの機織り機は代々身内にのみ継がれているのだという。また、ヨーロッパへオーストリッチを広めた第一人者でもあるそうだ。
金と銀を使用した糸で織っているところ。実際この生地で、美智子妃殿下に以前奉納されたことがあるという。こんなタイプのバッグだろうか?
また、ミカム•ミペルが終わると同時に、今度はファッション•ウイークが始まり、ミラノのあちこちでファッション•ショーが行われ、もちろんチケットがないと入れないが、それでも町のあちこちでイベントが開催されており、偶然出かけたデパートでもショーに遭遇した。
こちらはスカラ座前の商業会館が繊維図書館に変身!また、デパートのRinascianteの正面の壁はマスクでいっぱい!
マスクは、Premio Oscar のmiglior make up 2017 のAlessandro Bertolazzi氏によるもの。テーマは”美の宇宙”。メーキャップというのは、単に外側を装飾するのではなく、”自己表現”、”アイデンティティ”であると、氏は語っている。
とにかく、ミラノの中心地は、この時期、ぱっと見、細くて背が高くてモデルだな?という人や、おしゃれな人で溢れている。
目の保養、目の保養... 普段、流行やブランドに興味はないのだが、数日とはいえ、バッグ、バッグ、バッグ、靴、靴、靴...と見ていると、だいたい流行路線や国籍によって人気のある商品がわかるようになるから面白い。
たまにはお仕事も刺激があっていいかな。笑










