親愛なる皆さん、ミラノと教会を愛しましょう。人々の教会、根っこであるミラノの教会を愛しましょう。どんな問題、苦しみ、恐怖があってもこの都市を愛し、土地を愛しましょう。
ミラノの大司教でおられるアンジェロ•スコラ枢機卿が引退されるため、聖母聖誕祭の9月8日に聖母を祀っているミラノの大聖堂にて挨拶された。
ところで、カトリック教会の中で一番地位の高い方は、神の代理人とも呼ばれる教皇、つまりパパ様であるが、パパ様になるためにはコンクラーヴェと呼ばれる選挙に選ばれないといけない。それは80歳未満の枢機卿120名がその選挙に参加する権利がある。
スコラ大司教は、ローマの教皇庁立ラテラン大学神学教授や学長を務められたのち、幾つかの教区で大司教を務められた華麗なる経歴の持ち主。
大司教とは、複数の教区を取りまとめる大司教区の長として、裁治権を持つ司祭であるが、ミラノ大司教区は、7つの教区、73の小教区があり、1008もの教会がある。2013年には、人口545万千90人のうち、497万975人が受洗者であると発表された。(そのうち私は含まれているのかな?笑)世界でも有数な巨大司教区の一つである。
4年前のコンクラーヴェでは、スコラ大司教が教皇の有力候補か?という話もあったくらいだ。
2013年にカトリックの世界大会がミラノで行われた際、1週間ボランティアに参加したが、その際スコラ大司教に声をかけていただき、一度はクリスマスの特別謁見にも呼んでいただき、折り紙でプレセピオを作って持っていくと、プレセピオをコレクションしているとおっしゃり大喜びしてくださった。その後も2度我がパロッキアを訪問されることがあり、私自身としてはとても身近に感じられる大司教様だった。
次の大司教は、ミラノ郊外ご出身のマリオ•デルピー二司教そう代理、66歳。
自転車でミラノの走り回っているとても庶民的な感じの方。信者であろうとなかろうと受け入れてくださるとても温かい方だと聞く。あまり笑顔を拝見したことがなく、またまだお説教もお聞きしたことがないので、どのような方なのだろう?と想像するが、ミラノに新しい風が吹くことを期待する。

