懐かしのバウルー | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

子供の頃、母がよくバウルーのホットサンドイッチを作ってくれた。
 
 
 
 
使い方はごくごく簡単。2枚の食パンにバターを塗り、好きな具を挟んでガス台に乗せ、片面2分ずつ焼けば、外はカリッと中はふっくら。トーストサンドとは似て非なる、直火で焼き上げるホットサンドイッチメーカー。

その昔、ブラジルのサンパウロのバウルー村出身の青年が学生寮でこの器具を使い、美味しくパンを焼いて食べていたことから誰いうことなく広まり、今ではそう呼ばれるようになったという。

ところで、中·高校時代は、朝から食パン一斤分のバウルーのサンドイッチをペロッと食べていた。下手すると今の息子たちより食べていたかも?!

帰国中、実家にあった古いバウルーでパンを焼いた。中身は昔同様、ハムとチーズとキャベツの千切り。子供たちが、美味しい!美味しい!と言って大喜び。ただ内側のテフロンが剥がれ、パンがくっついてしまう。なので、新しいのを購入し、ミラノにも持ち帰ることにした。
 
イタリアにも似たようなものがあるが、どれも電気で焼くもので置き場所を取る。個人的似はやはり直火焼きがいい。また、実家にあったのは、ダブルだが、今回はシングルのものを調達。
 
私は料理に関しては、創造性ゼロ。何を入れる?といったら、母のレシピ同様のものしか頭に浮かばなかったが、レシピ集を見ていると、そんなものを入れてもいいんだ!と目から鱗なものばかり。
 
中華風青椒肉絲サンド。かき揚げホットライスサンド。肉じゃがサンドに豚キムチーズサンド。蒲焼缶のガリマヨサンド。すき焼き風にもちもちーず、カレーミートにデザート風のシナモンアップルサンド... すごくなーい?
 
今日からバウラー。朝ごはんが楽しみ!