今朝、近所の病院に用事があったので出かけ、すぐに済んだので、さあどうしよう?帰国する前にその病院の近所に住むJに挨拶でもしようか?と思って電話をしてみると、いきなり”Vieni!"(おいで!)と言われた。私が近所にいて、彼女の家に行ってもいい?というのを知っているかのような答え方だ!笑 (考えてみれば、この15,6年、いつも私は彼女に対してアポなし突撃型つきあいをしている。爆)
素敵なお宅のテラスに通され、彼女がコーヒーを淹れてくれた。その時、いきなり目に付いたのがこれ。彼女はよく手作りおやつを出してくれるので、ナッツのトーストしたものか?と思ったが、よく見ると種ではないか...さくらんぼの種を重曹水で洗い、干しているのだという。それで、何をするの?というと、これこれ...といって見せてくれたのが、これ。
さくらんぼのクッションだという。お腹が痛い時に、電子レンジで温めてお腹に乗せてもよし。友達は冷凍庫で凍らせて氷枕に使っているよ、という。そういえば、師範の奥様が以前そんなことを話していたような...
私の知りたい根性がいてもたってもいられなくなり、すぐに帰宅して調べてみた。実はさくらんぼの種には驚きの保温力があるという。種の中は空洞になっているため、加熱すれば温かい空気が、そして冷却すれが冷たい空気が閉じ込められ、種殻がゆっくり温度を吸収してくので抜群の保温力、保冷力を維持してくれるのだそうだ。
「チェリーストーンピロー」と呼ばれているそうだ。昔から伝わる知恵を活かしたものだろう。イギリスでは、家庭でジャムを作る際に出たさくらんぼの種をオーブンで温めて使っていたという。また、スイスではキルシュ(チェリーブランデー)の醸造所で、果肉を取り除いた後に残った種を利用していたそうだ。ちなみに、以前私は杏酒を作ったついでにさくらんぼ酒も作ってみたが、さくらんぼが発酵し、今思えば失敗ではないのだが、酸っぱいお酒という感じがして好きになれなかった。本来果実酒には失敗はないというが、あれはあれで炭酸で割って楽しむべきだった。
ところで、オンラインショップでも売られていたので、気になるお値段を調べてみた。
http://search.rakuten.co.jp/search/mall/枕+さくらんぼの種/
千円台から上は、5,6千円。すごいと一万円を超えるものもあり、びっくり。どうせなら手作りでしょう...
よ~し、私もサクランボの種を集めて枕をつくろう~。でも調べてみたら、3,500粒もの種が必要だそうで、できるのは何年後???

