夏はやっぱり白ワイン! | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

夏休みに入り2度目の日曜日だが、夫が出張から戻ってきたので、ワインの買い付けに出かけてきた。

 

 

夏はやっぱり冷えた白ワインが好き!特に個人的に好きなのは、「Gavi」。コルテーゼという種類のぶどうで作られており、蜂蜜のようなフルーティで、ちょっと酸味のある味は、女性に人気。Gaviは98年にDOCG(統制保証原産地名称)ワインに昇格している。

 

もともとは友人に教えて貰ったカンティーナだが、彼らもあれよあれよと帰国、横移動...そして誰もいなくなってしまったのだが、通い続けて15,6年?お値段据え置き。本来日曜日はしまっているが、電話を一本していけば問題ないが、お値段の方は、我々の顔をみて確認!となる。

 

 

今日は、ミラノから1時間で到着。何年も通っているが、山中にあるので、たまに道に迷ってしまうことがある。1昨年前、女友達と平日の日中買い付けにいったら、思い切り山の中で迷ってしまい、誰に聞いてもわからず。大笑いの珍道中だった。

 

Gavi村のRovereto地区にあるカンティーナ、Nicola Bergaglio.

 

 

1945年にニコラ ベルガリオによって設立され、1970年より自社ワインのボトリングを始めた。現在は息子と孫により運営。 15ヘクタールの畑を所有し、樹齢30年とクリュ畑の、樹齢50年のコルテーゼ種のみを栽培している。 


生産は、Gavi di Gavi と Minaia。飲み比べるとやはりMinaiaのほうが、断然においしいし、値段も微妙に上。この5,6年ほどCiaponという銘柄で樽で熟成させた余韻の長いものもあるが、イタリア人にはウケが悪く出しているのは、イギリス市場のみ。

 

この15年の間に、彼らの家はどんどん豪華に改築され、工場も立派になった。私たちのお陰?!爆 

 

この春、北イタリアは雨も多く、寒い天候が続いたので、ワインの出来が悪いのでは?と心配していたが、Gavi村の中でもRoveretoは高い山の上にあるので、それほど影響はなかったという。ぶどうもやっと実をつけ始めており、8月あたりからぐんぐんと膨らんでくるようだが、多少の雨も必要であるという。

 

今朝は、はじめに2016年のGavi とMinaiaを試飲。香りはMinaiaの方が良かったが、口にふくむとGaviよりもドライ。同じ種でもこんなに違うの?と思い、次に2015年のMinaiaを試飲させていただいた。これはイタリアのワインガイド”Gambero Rosso”でtre bicchieri (3グラス、最高評価)という高い評価を獲得しており、飲んで思わず、うまっ!とため息を漏らしてしまったくらい。とはいえ、先に飲んだ2016年ものも、少し時間を置くと味に丸みが出てくるからあら、不思議。

 

 

Gavi のもつドライなテイストに、微妙に白い花の香りが印象的なMinaia. これ飲んだら、スーパー•EsselungaのGaviなんぞ飲めません。いや、飲んではいけない!Gavi好きな方にオススメ!


 

http://ameblo.jp/sofiamilano/entry-11656657249.html